
我が家では、靴を買うときには浅草に出かけます。
浅草寺の周辺を少し散策するだけでも、至るところに安い靴屋さんを見つけることができる浅草。
この浅草では、激安なだけでなく、安くても上質の革靴や、オシャレで可愛いシニア向けの靴に、税込みでも1,000円以下のパンプスなどと、様々な客層に向けた幅広い靴を買うことができるのです。
その浅草にこの春、全館で靴だけを販売している激安靴専門ビル【靴の丸善】が誕生したとのことなので、さっそく出かけてみました。
Contents
なぜ浅草は特殊な靴まで安いの?
浅草は製靴工場の街として栄えてきただけでなく皮革産業も有名で、発祥の歴史は鎌倉時代にまで遡ります。
「皮革取締り」という特権まであったそうで、江戸時代から明治維新の後にかけても、特権の勢力は衰えなかったとのこと。
そのため、浅草には昔から靴問屋が密集していて、上質で安い靴が勢ぞろい。
とくに、値段が張る紳士用の革靴を、浅草では驚くほど激安で買うことができるんです。
それに、外反母趾対応やシニア向けなどの、普通なら特殊なためにちょっとお高くつく靴でも、かなりお手頃価格に。
すぐに汚しても惜しくない激安な子供用の靴だって、じつに豊富です。
浅草商店街やその界隈をブラブラと歩いていると、そんな靴屋さんは簡単に見つかるんですよ。
靴ビルになっても激安維持の元靴問屋
そんな浅草の中心部に、ビル全館が安い靴売り場だけでできている「靴の丸善」が、この春誕生したとのこと!
テレビ番組でも激安靴専門店として紹介されたということなので、ちょっと行ってみました。
場所は、松屋浅草デパートのすぐ隣りという好立地。
銀座線と浅草線と東武東上線の終着駅にあたる 「浅草駅」から徒歩1分、雷門からでも徒歩3分と言った、観光客の往来が激しい場所にありました。
写真左側の白い建物が「松屋浅草デパート」。
そして、右側の手前側茶色の建物が「靴の丸善」です。
下の写真は、ビルの裏手になる隅田川沿いから「靴の丸善」を見たところになります。
オープニングセール中ということもあってか、入り口からお買い得の靴が勢ぞろい。
「浅草最大級の激安靴専門店」と謳っているだけあって、特殊な構造の靴までかなり安い値段設定になっています。
フロアは4階まであって、1階と2階は女性&子供向け、3階と4階は男性向けに分かれていました。
一般的に婦人ものエリアの方が広く取られる傾向にある中で、紳士靴と婦人靴のフロアの比率が同じだけあるのも、靴問屋がひしめく浅草ならではという感じですね。
こちらが、4階のビジネス靴コーナー。
このフロアに置かれている、紳士靴のレパートリーの豊富さはさすがです。牛革のビジネス靴が、4,990円からありました!
3階は、「カジュアルなスニーカー」。
カジュアルと一言で言っても、そのデザインやカラーはちょっとユニークなものもあり、幅広い客層に喜ばれそうです。
そして、2階。
こちらは、「お待たせしました!」と言いたくなるくらい、いざ探そうとすると大変な思いをしそうな特殊な靴たちが勢ぞろい。
- 外反母趾対応の靴
- 歩きやすさを追求した靴
- 足の裏が疲れない構造の靴
- シニアの足元を優しくサポートするスニーカー
など、かなりのデザイン数がありました。
どちらかと言うと、楽に歩くことを重視した構造の靴が豊富な印象です。

こうした特殊な靴は高価なイメージが強いのですが、「靴の丸善」では買いやすそうな価格でしたよ。
この外反母趾対応のスニーカーも、値札を見ると4,790円と書いてあります。

これから外出したくなる季節ですし、外反母趾対応の靴探しで困っていた方には重宝しそう。
写真にはほんの一部しか映っていませんが、実際には外反母趾対応以外の特殊な靴もズラリと並んでいて、2階のフロアはシニア層の方が多いのが印象的でした。
さすが浅草を舞台にする元靴問屋。
「靴の丸善」で歩きやすい靴を買って、浅草界隈を元気に闊歩していただくと言うわけですね!
そして、こちらが1階です。
これからの季節に大活躍するサンダルの種類が、驚くほど多い!
目移りしてしまいますねー。
しかも、やっぱり安いんですよね。
4,000円くらいかな?と思って手に取ってみると2,000円代だったり、特別コーナーともなると税込みでも1,000円を切る品物も。


当然のことながら、若い女性で大賑わい。
黒のパンプスも、日本製の本革なのに3,990円。
やっぱり種類が充実しているので、OLさんにも喜ばれそうです!

そして、極めつけはこちら!
左側の奥には、1,790円という激安のウォーキングシューズが置いてありました。

探せば、790円というウォーキングシューズもあるようですが、あまりにもたくさんの靴がありすぎて、私は見つけることができず・・・。
気になるときには、店員さんに聞いてみるのがおすすめです。
靴のスペシャリストとは?
元靴問屋ですから、当然のように店員さんは靴のスペシャリストが勢ぞろいです。
質問をすると、とても専門的な内容が返ってくるのですが、素人が理解しやすいように専門用語を噛み砕いて話してくれます。
個人的に、本物のスペシャリストと言うのは、その筋の専門用語をそのまま素人に向けて使わない人だと思っているので、これには感動しました。
まさしく、皆さん正真正銘の靴職人なんですね。
普通の靴屋さんでは聞くことができないような面白い話もしてくれるので、ぜひ色々と質問をしてみてください。
「靴の丸善」店舗情報
営業時間
平日 : 10:00~19:00
土日祝 : 10:00~18:30
定休日
年中無休
電話番号
03-3843-0843
アクセス
東京都台東区花川戸1丁目2-4
「靴の丸善」公式ホームページはこちら
編集後記
靴の丸善は、紳士靴も婦人靴も大きいサイズから小さいサイズまでなんでも揃うお店。自分の足のサイズに正しく合う靴を探すのは、結構大変ですよね。
靴の丸善では、靴職人がレクチャーしてくださるので、ぜひ要望を伝えてみてください。ピッタリフィットのものを提供してくれる、靴ソムリエと言った感じですよ。
靴探しで困ることが多いなら、「靴の丸善」は行ってみる価値が相当に高い靴屋です。