これまで3年間、順調にふるさと納税を利用してきましたが、いよいよ初の返礼品トラブルに出会いました。
箱を開けてみると、予想外の姿がそこに・・・。
今回は、ふるさと納税の返礼品に不良トラブルがあった我が家がどう対応したのか、また起こりやすいトラブルの対応方法を4つのケースに分けてご紹介します。
Contents
どんな返礼品トラブル?
今回、いただいた返礼品は鹿児島県の「さつま揚げセット」。
いつものように、楽天市場からふるさと納税を利用して「寄付金受領証明書」が郵送で届き、その後、順調にさつま揚げセットがやってきました。
返礼品にさつま揚げセットを選んだのは初めて。
新しい食材に、かなりワクワクです。
けれど、荷物を受け取るときに、なんだか違和感が・・・。
「冬とは言え、こんなに外箱が冷え冷えって何?」
とは思ったんですけど、取り敢えず受け取りました。
「要冷蔵」の品物なので、冷えすぎているだけかもしれないですし。
そして、返礼品の箱を開けてみると、予想通りカッチンコッチンに凍ったさつま揚げが・・・。
完全に、釘を打てる状態です。
一緒に入っていた飲み物のボトルだと、凍り方は一目瞭然。
気の毒なほど、冷え切っています。
一瞬、このまま受け取っておこうかと考えましたが、やっぱり一度凍らせてしまったさつま揚げは、解凍すると食感が変わってしまいます。
ここは、面倒ではありますが、返品交換が可能なのか行動に移してみることにしました。
返礼品トラブル発生時の解消手順
1.第一報する場所を見極める
まず考えたのが、どこへ最初の連絡を入れるか?です。
今回の場合は、「要冷蔵」であろう品物が凍った状態で届いたということで、まず返礼品に貼られていた送り状を確認。
宅配業者の送り状には、きちんと「冷蔵」と書いてありました。
と言うことは、返礼品を送ってくださった自治体は、「冷蔵」で発送したと言うこと。
それが、冷凍庫に入って送られてきたことになります。
そこで、最初の連絡は、宅配業者に入れることにしました。
2.返品交換時のポイントを抑える
その宅配業者は” 黒色の小動物姿”で知られている、日頃の顧客対応の評価も高い大手企業さんです。
早速、そのセンターへ連絡を入れてみたところ、「すぐに担当者から折り返します」とのお返事が。
「冷蔵物が冷凍で届いた」と説明してあったからか、すぐに担当の方が自宅まで来てくれました。
さすが、対応が早いです!
返礼品の状態を見ていただき、完全に凍っているということで、宅配業者から自治体へ連絡をとって対応してくれるとのこと。
一旦、返礼品を持ち帰ると言うことなのですが、このケースの場合は宅配業者が直接持ち帰る為、手元に「返品伝票」などが残りません。
もし、同様のトラブルに遭遇した場合、「返品伝票」の代わりになるものをどうしたらいいか、担当の方に必ず聞いてみてくださいね。
我が家の場合は、担当の方の連絡先を教えていただき、そのときに貼られていた送り状も保管しました。
3.当日の内に対応決定
ここも、さすがは” 黒色の小動物姿”の業者さん。
その日のうちに、自治体へ確認した内容と対応を、きちんと連絡してきてくださいました。
自治体に在庫があるので、代替品で対応が可能と言うことです。
もしかすると、人気の返礼品の場合は、同じ品物がすでにない可能性もあります。
同様のトラブルに遭遇したら、その代替品についてもしっかり確認してみてくださいね。
4.無事に返礼品が到着
数日後、” 黒色の小動物姿”の業者さんから連絡があり、返礼品が無事に届きました。
今度は冷蔵で届いたので、受け取った瞬間のクールさにも違和感がありません。
早急なトラブル対応だったので、代替品が届くまでが3~4日程度でした。
柔軟に対応してくださった自治体の方と、迅速な行動をとってくださった” 黒色の小動物姿”の業者さんに感謝です。
- 返礼品を持ち帰られるときには、必ず「返品伝票」の代わりになるものを受け取る。
- 送り状を保管しておく。
- いつ頃、対応の連絡がもらえるかを確認する。
トラブルケース別4つの対応方法
受け取ったふるさと納税の返礼品に不備があった場合、その第一報をどこへ入れればいいかケース別にまとめてみました。
1.内容物の不足
第一報は、寄付した自治体へ。
返礼品の箱の中身に不足がある場合は、寄付した自治体へ連絡を取ってみてください。
また、その状態を写真に撮っておくことをおすすめします。
2.内容物の不良または破損
第一報は、寄付した自治体が望ましい。
返礼品の中身の破損は、配達時のトラブルのケースも考えられます。
けれど、この場合も、最初は自治体へ連絡を入れる方がスムーズかと思います。
ただ、たとえば真空パックの中身が不良だったり破損している場合は、迷うことなく自治体へ。
ケースバイケースになると思うので、不良や破損の状態をよく見て判断してみてください。
また、内容物の不良または破損の場合も、念の為にその状態を写真に撮っておきましょう。
3.返礼品が届かない
第一報は、寄付した自治体へ。
返礼品が届くまでのスパンは、ふるさと納税の寄付をしてから最低でも約1ヶ月は見ておきたいところです(自治体や返礼品による)。
けれど、それ以上待っても届かない場合は、寄付した先の自治体へ連絡してみてください。
ただ、返礼品が届かないときの理由はさまざま。
実は、ふるさと納税に寄付をする側のミスである場合もあります。
返礼品が届かないケースは、「ふるさと納税の返礼品が届かない!実はココを間違えていた!? 」でご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
4.返礼品の外箱の破損
第一報は、宅配業者が望ましい。
外箱が破損していても、中の返礼品に異常がなければ良しとしたいところ。
けれど、中身まで破損している場合は、担当の宅配業者へ連絡してみてください。
こちらも、写真を撮っておくと安心。
できるだけ、「送り状」を貼ったままの破損状態を撮っておきましょう。
年末ふるさと納税で多発するトラブルは?
すっかり年の瀬となり、今年のふるさと納税の終了時期が近づきました。
12月はとくに、ふるさと納税に関するトラブルが多い時です。
2つほど代表的なものをピックアップしたので、参考にしてみてくださいね。
1.発送ミス
年末は、ふるさと納税の駆け込み寄付が増えるので、自治体での「寄付金受領証明書」の発行や、返礼品の手配いが追いつかないケースがあります。
またこの時期は、お歳暮やクリスマス商戦、お正月の準備などと重なって、宅配業者の利用数も急増。
最善を尽くす宅配業者ですけど、どうしても発送ミスや、大切に運んでいるつもりが破損したりと、トラブルが起こりやすい時期と言えます。
こうしたトラブルを避けるために、我が家ではこんな寄附方法を取っています。
- 10月頃までは、ふるさと納税の限度額から数万円分を残して盛んに寄付。
- 11月に、限度額までの調整分を寄付。
- 12月はふるさと納税寄付をしない。
2.システムダウン
「今年分」のふるさと納税は「今年中」にすればOKと言うことで、大晦日に集中することが多々あります。
たとえば、2018年のふるさと納税の確定申告で申告できるのが、2017年中に寄付したものだけになるからです(返礼品の受け取りタイミングは関係なし)。
人気のふるさと納税情報サイトでは、2016年の大晦日にシステムがダウンしたこともあり、こうなると寄付をする側にはどうにも対処することができません。
今年度分のふるさと納税を余裕で済ませるためにも、大晦日に近づけば近づくほど、避けた方がいいと言えそうです。
編集後記
ふるさと納税の返礼品に不良トラブルがあった時は、どんな状態でもできるだけ写真を撮っておくと安心です。
その写真を使わずに事なきを得ることができればラッキー。ほとんどの自治体や宅配業者は、おそらくスムーズに対応してくれると思います。
できるだけ師走のトラブルは避けて、気持ちのいい年末年始を迎えたいですね。