失敗しないふるさと納税、返礼品が届かないトラブルを回避する5つのコツ

ふるさと納税の返礼品が届かないケースと実態について



2016年はふるさと納税利用者数が急増したようで、今年はまだ一年が始まって間もないのに、すでに自治体同士の熱い戦いを感じます。私の周りでも、ふるさと納税参加者がグンと増えてきました。

そして、ふるさと納税利用者数の増加に並行して増えているのが、返礼品が届かないというケース。ふるさと納税はあくまで寄付とは言え、「返礼品あります」と言われつつも届かないと、やっぱりいい気分ではないですよね。

我が家もふるさと納税利用中。こうしたトラブルに巻き込まれないよう、「返礼品が届かない」ケースにはどんなパターンがあるのかちょっと調べてみました。

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まずは「返礼品を辞退する」を選択していないかを確認

ふるさと納税制度は、寄付をすれば必ず返礼品があるとは限りません。寄付をしても届くまでにものすごく時間がかかる自治体もあれば、本当に寄付するだけで返礼品がないという自治体まであります。

だたその前に、寄付の申し込みをする段階でこんなミスがなかったかを、一度確認してみてください。

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◆確認ポイント◆

「返礼品を辞退する」を選択していないか?



え・・・?と思われるかもしれませんが、各ふるさと納税申し込みサイトでは「お礼の品を辞退する」とか「お礼の品は不要」という項目が設けてあるので、気づかずにここをチェックしている場合があります。

申し込み後は“確認メール”が届くので、まずは申し込み内容があっているかを確認してみてください(※自治体によっては確認メールが届かない場合も)。


もし、間違えて「返礼品を辞退する」になっていた場合は、大半の自治体は申し込み内容を変更してくれますので、連絡をしてみましょう。

問い合わせ方法はこちら


ふるさと納税制度の元来のスタンスは“寄付”なので、返礼品は受け取らず寄付金として地域貢献に役立てたいと考える方もいらっしゃいます。そのため、敢えて返礼品を辞退するための項目欄が設けられている、というわけです。


ふるさと納税申し込み時に「返礼品を辞退する」にすると返礼品は届かない。

「返礼品を受け取る」にしたのに届かないときは?

「返礼品を辞退する」にはチェックをしていないのに、数ヶ月経過しても届かない場合は、次のことを確認してみてください。


・旬な物や人気の特産品で1年待ち状態のもの

・「1年に1回」という制限のある返礼品

・返礼品自体がない自治体


どれかに該当していないでしょうか?ちょっとチェックしてみてくださいね。

返礼品が届かない3つの落とし穴

確実に返礼品を受け取る5つのコツは?

1.寄付金受領証明書を受領する


自治体に寄付をすると、数日から数週間で「寄付金受領証明書」が郵送されてきます(※自治体によって証明書の名称が若干異なります)。

まず、この「寄付金受領証明書」が届いた時点で、寄付した先の自治体に確実に寄付ができたという証明になるので、寄付金額を確認して書類を保管しておきます。


「寄付金受領証明書」は、翌年の確定申告でも必要になるので、紛失には気をつけてくださいね。


また、「寄付金受領証明書」が届かないときに備えて、寄付金を入金した時の振込用紙やクレジットカードの控えなどは必ず保管しておきましょう。

2.“旬”のものに気をつける


とくにグルメの場合は“旬”に左右されるものが多いので、申し込むタイミングを計るといいと思います。最近は、季節に関係なく大抵のものをスーパーで買えてしまうので、ちょっと分かりづらいですよね。


旬のものはそのシーズンがくるまで発送されないことも。


また、工芸品でも採取する素材が季節ものであったりもするので、気になる場合は先に自治体に問い合わせてみてもいいと思います。

3.日付指定ができるものを選ぶ


最近は、日付指定ができるものが増えてきました。我が家でも、これまで日付指定のものを何度か利用したことがあります。ある程度ザックリとした範囲での指定になりますが、きちんとその範囲内に届いたのでとても便利です。

4.細々とたくさんの自治体を利用しない


いろんな地域の特産品を試してみたくて細かく寄付をしていると、寄付をした自治体の管理が大変になります。返礼品をきちんと受け取るためにも、寄付先をできるだけ絞った方が分かりやすいでしょう。

5.年末ギリギリの寄付は避ける


去年(2016年)は、年末に駆け込み寄付の申し込みが殺到したようで、テレビでも随分と賑わっていました。

けれど、自治体がいきなり人出を確保できるわけではなく、また年末の配達にはお歳暮にクリスマスプレゼントが重なって宅配業者も手薄なので、いろんな意味で遅延が発生します。

ですので、できるだけ、年末ギリギリの申し込みは避けた方が無難です。

返礼品が届かないと勘違いするケースが増えている?

周囲の話を聞いていると、ふるさと納税に寄付の申し込みをした後はすぐに返礼品が届くと思っている人が多いように思います。

けれど、返礼品の手配は、返礼内容だけでなく各自治体の体制の違いも関わってくるので、通信販売の注文感覚だと「いつまでも届かない」と思ってしまうかもしれないですね。

実際には、ふるさと納税の申し込みから返礼品が届くまで、少なくとも1か月以上はかかります。


もし、いつ届くのかを知りたい場合は、対象の自治体に確認してみてもいいと思います。
ただ、前述したように自治体で大きく対応が異なるので、返礼品と「寄付金受領証明書」が届かない場合の問い合わせは、寄付後2か月くらいまでは様子を見た方がいいでしょう。


問い合わせをすれば、誠意をもって対応してくださる自治体がほとんどのようです。
また、人間の作業なので、実際に手配を忘れていたというケースもありましたが、早急に対応をしてもらえたとのことでした。

届いた返礼品が不良品だったらどうする?

ワクワクしながら開封したら、果物に傷がついていたとか、お肉の色が悪かったなど、返礼品の状態がよくないケースも多々あるようです。ちょっと悲しいですね。

けれど、問い合わせをしたらキレイなものと取り換えてもらえたという声ばかりでした。良心的な自治体が多くて安心ですね。

問い合わせ方法はこちら

編集後記

去年のふるさと納税利用者数は2015年の4倍になったとも言われています。これまで、長閑な時間が流れていた地域の自治体なら尚更、急な申し込みの増加に対応が遅れているのかも?

でも、それで地域が活性化しているなら、ふるさと納税の目的も地域格差を埋める以上のものが得られているような気がしますね。寄付した側は少し気長に待たなければいけないけれど、そこにまたなんとなく温かみを感じるのですが、いかがでしょうか?

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