今年も我が家では、ふるさと納税の返礼品で全国の食材を楽しませていただいています。
こうして寄付を続けていると、自治体によって寄付金受領証明書や返礼品が届くまでの間隔がさまざまだということが分かります。
前回は「我が家に届くまでを記録してみた」をご紹介したのですが、その後また同じ食材を別の自治体の返礼品でいただいたので、今回は過去のものとあわせて着日などを比較してみました。
どの自治体からも、いただいた返礼品はお米です。
同じお米でも、やっぱり届くまでのスパンに違いがあったので、参考になりそうでしたらぜひご覧ください。
Contents
いつ届く?3つの自治体の比較結果は?
比べてみたのは、香川県東かがわ市・山形県庄内町・岡山県笠岡市の3つの自治体で、すべてお米です。
◆香川県東かがわ市のケース
寄付した日 2016年6月25日
寄付金受領書着 2016年7月3日(寄付から8日後)
返礼品お米到着 2016年7月18日(寄付から23日後、受領書着から15日後)
◆山形県庄内町のケース
寄付した日 2017年1月20日
寄付金受領書着 2017年2月15日(寄付から26日後)
返礼品お米到着 2017年3月3日(寄付から42日後、受領書着から16日後)
◆岡山県笠岡市のケース
寄付した日 2017年4月1日
寄付金受領書着 2017年4月24日着(寄付から23日後)
返礼品お米到着 2017年4月27日着(寄付から26日後、受領書着から3日後)
こんな感じで、同じお米でも、寄付をした日から返礼品が届くまでは3週間から6週間までと、バラバラです。
しかも、岡山県笠岡市のように、寄付金受領証明書が返礼品とほぼ同時に届く自治体も。
ほとんどのふるさと納税の寄付では、寄付金受領証明書が届いた2週間後あたりに返礼品が到着していたので、岡山県笠岡市のケースは私にとっては初めての体験。
ただ、これまでいろんな自治体に寄付して分かっている流れでは、必ず返礼品より寄付金受領証明書が先に届くということ。
「寄付⇒寄付金受領証明書到着⇒返礼品到着」の流れは変わらないようです。
この、寄付金受領証明書は確定申告のときに必要になる大切な書類ですので、返礼品が届いた時点で証明書が手元になければ、該当の自治体に早めに問い合わせてみてくださいね。
⇒ふるさと納税自治体への問い合わせ方法はこちら
今年の返礼品の貰いモレを防ぐには?
ふるさと納税は、所得に対して寄付金の上限額が変わってくるので、どうしても年末に駆け込み寄付をする人が集中するようです。
そのため、人気の品物や特産品だと品薄になって、すぐに届かないという状況に。
一年の半分が終わるこの時期になれば収入の目安がついてくるので、年末に慌てないように、今からそろそろ寄付をしていくといいと思います。
返礼品を〇〇〇と考えるのが楽しむコツ
正解は、返礼品を『おまけ』と考えるのが、ふるさと納税を楽しむコツ。
そもそも、寄付する側にとってのふるさと納税の最大のメリットは、返礼品より還付金の方が主役。
寄付をした翌年に、正しく確定申告をすることで受けられる還付金に大きな意味があるわけで、「寄付=返礼品」がメインではないんですね。
そして、関心がある自治体に寄付金の使い道を指定できるのも、ふるさと納税の大きな魅力です。
たとえば「福祉・人材育成事業に役立てる」と指定して寄付したうえに、各自治体が翌年に出す収支報告書を確認することで、寄付する側にその自治体の姿勢が見えるという大きなメリットもあります。
ですから、自治体としては義務的に返礼品を用意する必要はなかったのですが、やっぱりたくさんの寄付金を集めようと思ったら、返礼品が豪華でないと寄付先として選んでもらえないのが現状なんだと思います。
だから、寄付する側としては、「返礼品=おまけ」と思っておけば、いつ届くのかはっきりと分からなくても、慌てることがないのではないかと思っています。
そして私自身、もし届かないようなケースが起きたら、当然問い合わせはするべきかとは思いつつも、自治体のご対応によっては次からそこに寄付をしなければいいかな、くらいに考えています。
一般企業と同じように、ずさんな管理態勢の自治体は良いサービスを地元住民の方々に届けられないと思うんですよね。
寄付金が無駄になるなら、きちんと管理して使っていただける自治体に寄付をするだけ。
おのずと、その自治体の評判はさがるでしょうし、自治体も管理体制を見直さざるを得なくなると思っています。
近年の返礼品にはリスクのある品物が多い?
それは、天災に左右されやすい食材。
たとえば、今年の春はじゃがいもが不足しているということで、カルビーがポテトチップスの製造中止を急遽発表したのは、記憶に新しいところです。
その他にも、カツオやアサリが不足していたりと、国内の食材は何かとダメージを受けているニュースを頻繁に聞きます。
自然の食材は天の恵みだから致し方ないこと。
ですので、もしかすると返礼品に選んだ品物が突如出荷停止になるかも?と、そんなリスクを念頭に入れておくと、いざ返礼品が届かないというトラブルに見舞われても、慌てずにすむと思っています。
とは言え、返礼品がいつ届くか分からないと、なんだかつい寄付したことを忘れてしまいそうですよね。
お米を買ったばかりのところへ、返礼品のお米が30kgきたときには、狭い我が家に「米蔵」ができたこともあります(笑)
返礼品以外にWでポイントを貰う方法は?
去年から、我が家では楽天市場のふるさと納税サイトに切り替えました。
楽天ポイントが貯まるのでお得なんです。
日頃から利用している楽天ポイントと合算できるし、寄付金をクレジット払いにするとクレジットカード独自のポイントも貯められます。
普段、ご自身が利用しているショッピングサイトにふるさと納税への入り口があればお得かもしれないので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
編集後記
2017年4月から、ふるさと納税の返礼品を、寄付額の3割以下の価格に抑えるように制度が改訂されました。
最近は、「寄付」という枠から外れてきていると感じていたので、返礼額の上限を決めるのは賛成です。
自治体間での大きなサービスの差が、寄付する側へ返礼品を「商品」だと誤解させてしまっているような気もするので。
ふるさと納税の返礼品がもたらすメリットは、地方間の理解。
返礼品を通して、それぞれの地方の特産品や伝統技術、事業を発見できることも、寄付する側にとってのメリットですよね。