ゴールデンウィークの頃に三浦半島にある城ヶ島へ行くと、土産物店の軒先に「あかもく」という、ワカメやコンブに比べると認知度の低い海藻が並んでいます。
海藻が苦手という方には、一層馴染みのない食べ物なのでは?
けれど、私は海藻類が大好きにもかかわらず、「あかもく」を最近まで知りませんでした。
そこで、さっそく買ってみましたよ。この「あかもく」は、知人へのお土産にしても喜ばれそうです。さて、そのお味や食感は?
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城ヶ島の土産店に並ぶアカモクとは?
アカモクは、以前は海のゴミとされていたそうです。
けれど、最近になって、栄養素が高くて美味しいということで、脚光を浴び始めているとか。急に人気が集まってきていることを、実はつい先日テレビ番組で見たばかりでした。
海辺に行くと、このアカモクの原型がときどき砂浜などに打ち上げられているのを見かけるのですが、たしかにあの状態では食べたいと思わないかも・・・。
海のゴミと一緒に打ち上げられていたりします。
けれど、海の綺麗な東北地方の一部では、昔から親しまれてきた海藻だったと紹介されていました。
【城ヶ島のお土産物店で販売されていたアカモク】
この乾燥した海藻が、あの映像に写っていたものなのかと、ちょっと感動すら覚えたので買ってみました。
お土産店の店主のお話では、「春にだけ土産物として並ぶんだよ」とのことだったので、海藻好きの私としては、買わずにはいられません。
アカモクの人気とは?
アカモクには、ワカメやコンブに含まれるネバネバした成分のフコイダンが、豊富に含まれているそうです。
たしかに、刻むとものネバネバが。
その粘り気の状態は、メカブに近いです。
【アカモクを細かく刻むと粘り気が出てくる】
アカモクに人気が集まっている理由は、肥満や動脈硬化を予防したり、低コレステロール作用や抗酸化作用が期待できるとされているフコイダンが、豊富に含まれているからだとか。
健康だけでなく、美容の見方でもありますね。
お土産店の店主も、その人気度を熱く語ってくださいました。
城ヶ島では春先になるとアカモクが店頭に並び始めるようで、どのお土産店でも見かけました。
正直、見栄えがあまり良くないのですが、一旦気に留めた観光客は、みなさん買って帰るようでした。
アカモクの味や食感は?
1.味
アカモクに、味はほとんどありません。
他の海藻類と同じで、調味料の味でアカモクを楽しむ感じです。
2.食感
ヌメリはメカブより少ないのですが、食感はメカブにそっくり。
ただ、メカブに比べると滑らかさが少なくて、ちょっと口の中に残るような感覚です。
3.香り
乾燥した状態のアカモクのニオイは干物のようなニオイがしていて、食欲をそそりますよ。
海の生臭さは感じません。
【乾燥状態のアカモク】
城ヶ島土産にオススメ!その理由は?
アカモクが、お土産にするには都合がいいと思った理由を、ちょっとまとめてみました。
1.軽い
なんと言っても、軽い。
乾燥させた海藻なので、自分用のお土産にもいいですし、お土産として貰った人も困らせない。
残念ながらオシャレ感はゼロですが、あげる相手が主婦なら喜ばれるかも。
【城ヶ島のお土産物店で販売されていたアカモク】
この袋タイプで、内容量は50gです。
2.手軽な調理法
アカモクは、30分間お水に浸して戻し、ザルに広げて緑色になるまでたっぷりの熱湯をかけるだけ。
【約30分間、水に浸したアカモク】
【たっぷりの水で戻して熱湯をかけたアカモク】
それからメカブのように細かく刻むと、ヌメリが出てきます。
これに、鰹節をのせて、ぽん酢やお醤油、めんつゆなどで食べると美味しいですし、ちょっと手を加えて酢の物にしてもいいですね。
【鰹節をのせて、一味とポン酢をかけたアカモク】
3.栄養満点
前述の「アカモクの人気とは?」でもご紹介したように、アカモクは海藻類の中でも豊富な栄養素が含まれることで知られていました。
私も最近、肥満の悩みが一層シリアスに・・・。
ネバネバ系の物や海藻類が大好きなので、このアカモクにも挑戦してみようと思います。
アカモクを売っているお土産店情報
海藻のアカモクは、城ヶ島商店街の中にあるお土産物店で販売していました。
城ヶ島商店街の中にある・・・と言っても、小さな島なので、この商店街には3店舗しかお土産店はありません。
【土産物店がある城ヶ島商店街の入り口】
ここが、城ヶ島商店街の入り口。
この入り口の左右に並ぶ3か所が、お土産物店になります。
その軒先に、春になると乾燥アカモクが並べられます。
【城ヶ島の商店街で販売されていたアカモク50g/500円(税込)】
こちらで、1袋50g入りが500円でした。
ちょっと高いですね。
商品の中には、アカモクの調理方法や利用方法の説明書きもはいっているので、とても便利。
ワカメなどと同じような扱い方なのであまり迷うことはないと思いますが、乾燥から戻す方法が少し違うので、一応読んだ方が無難です。
編集後記
以前、城ヶ島へ行ったときには、お菓子類をメインにお土産物を選びました。そのときには、「とうふ餅」という面白いネーミングの餅を買いましたが、やっぱり城ヶ島のお土産は海産物に限るなと。
もし、「とうふ餅」って何?と思われたら、こちらを参考にしてみてくださいね。