今年のゴールデンウィークはいつもより天候に恵まれていて、朝目覚めたときの爽快感から、ついフラリと出かけたくなる日が続きました。
そこで思いついたのが、今気に入っている城ヶ島へのドライブ。
絶対に混雑していることは分かっていたのですが、それでも「なんとかなるんじゃない?」と言う甘い考えで、目覚めてから城ヶ島行きを決行。
いえ、ね・・・、遅すぎる出発だとは分かっていたんですけどね・・・。
今回は、思いつきでドライブした混雑ピーク時の城ヶ島での、過酷な現実をご紹介。逆に、これらを先に知って対策することで、混雑する城ヶ島でも快適に過ごせるとも言えます。
Contents
混雑時の城ヶ島のアクセス状況
思いつきで城ヶ島へ出かけたのは、ゴールデンウィーク真っただ中の5月4日。
なんと偶然にも、去年も5月4日に城ヶ島へ来ていたのですが、去年は計画を立てて早朝に出発していたので、渋滞にはまることなく城ヶ島までスムーズに到着。
けれど、今年は無計画。
計画性がないと、こうも違ってくるのですね。
さて、三浦半島の最南端にある三崎港やその先の城ヶ島までは、国道134号線を使うのが最短ルートで便利。
ただ、134号線は国道でありながらも、道は細くて片側一車線のところがほとんどです。
ですから三浦半島は、混雑シーズンでなくても、ちょっとした行楽日和によっては渋滞が起きやすい場所。
ならば、自分の車ではなく、公共の乗り物で行けばいいんじゃない?と考えがちですが、実はこれにも大きな落とし穴があるんです。
【混雑するシーズンの三崎口駅の様子】
それは、電車で城ヶ島へ行く場合、「三崎口駅」で下車をしてバスに乗り換えて、それから三崎港や城ヶ島を目指すということ。
片側一車線で渋滞しやすい道路だけに、バスだってなかなか進めないのです。
混雑時の城ヶ島でやると後悔する3つの事
普段はとても長閑な城ヶ島。東京から近くて、ドライブには丁度いい距離なので、このところ気に入って何度か遊びに行っています。
【雄大な景色が広がる城ヶ島の海岸】
そんな中、行楽シーズンに訪れた城ヶ島で、これだけは混雑する時には避けたいと思ったことをご紹介します。
1.昼前の到着を目指すとどうなるか?
この日、城ヶ島を目指して東京を車で出発したのが、G.W.真っただ中の朝8時20分。
恥を忍んで、もう一度ご紹介しますが、「休日の8:20」です。
絶対に渋滞していますよね(笑)
東京からは首都高速を利用して、三浦半島先のギリギリまで有料道路を通りました。
いつもなら、このルートを使うと、2時間もあれば余裕で城ヶ島に到着。
けれど、この日に城ヶ島入りできたのは12:30。
はい、4時間もかかりましたよ。
天気が良かったのでいい気分転換にはなりますが、城ヶ島に到着する頃には「本日終了」の気分でした。
混雑する時期に三崎港や城ヶ島へ行くときには、早朝に出発するのは必須です。
2.無計画な観光だとどうなるか?
日頃は観光客が少なく長閑な島なので、思いつきでプラプラと散歩をしたくなる城ヶ島なのですが、混雑ピーク時は別世界。
どこも、人で溢れています。
【観光客で溢れるG.W.の城ヶ島商店街】
ですので、観光シーズンには、あらかじめ計画を立てておくことをおすすめします。
たとえば、ランチタイム。
城ヶ島では、美味しいお店がいくつかあります。
けれど、あまり軒数は多くないのと、店舗内の座席数が少ないのとで、こうした行楽シーズンはすぐに長蛇の列が。
また、ダイバーや釣り人にも人気のある綺麗な海の城ヶ島には釣り堀もありますし、自然豊かな島を巡る遊歩道での散策や、サイクリングをするにも最適です。
この釣り堀も、行ってから申し込みをしたのでは遅すぎる。
キャンセル待ちが多いので、事前に予約をして出かけないと、ほぼ不可能でしょう。
【いつも賑わっている城ヶ島の釣り堀】
遊歩道や海岸沿いの散策コースも観光客が多いので、混雑時には城ヶ島でどこに行くかを、先に決めておいた方が良いと思います。
3.徒歩で三崎口駅を目指すとどうなるか?
城ヶ島の帰り道に三崎港へ寄って、海産物を買う観光客も珍しくありません。
電車で三崎港や城ヶ島を訪れた場合、当然ですが帰りもバスに乗って三崎口駅へ向かうことになります。
この、三崎港発のバス停に並ぶ人の数が、混雑するシーズンは半端じゃない。
長蛇の列が、バス停をグルリと取り囲み、さらには民家の間にある道にまでずっと伸びていました。
こんな時期は臨時便バスも出ているようですが、それでも乗り込むまでの待ち時間は相当なもの。
ですので、中には徒歩で三崎口駅を目指す人もいます。
けれど、三崎口駅までは、思っている以上に距離が。
6kmちかくはあるのではないでしょうか?
スニーカーならともかく、ヒールのある靴ではかなり疲れると思います。
途中でタクシーを拾って乗ろうとしているのか、後ろを振り返りつつ歩く観光客もたくさんいました。
でも、何せ道路は渋滞していてなかなか進まないし、数少ないタクシーにはすでに人が乗っています。
やっと来たバスもすでに満員で、乗り込む余地なし。
一旦、三崎港から徒歩で三崎口駅を目指し始めたら、最後まで歩くしかなさそうです。
一番のおすすめは、やっぱり城ヶ島で始発バスに乗ること。ここも長蛇の列にはなっていますが、三崎港よりは乗りやすそうでした。
混雑する時期に三崎港と城ヶ島の両方を観光する予定なら、先に三崎港で散策して、城ヶ島から帰路につくのが得策かも。
ただ、城ヶ島には三崎漁港にある「産直センター・うらり」のような大きな海産物センターはありません。
新鮮な海産物を買って帰るなら、三崎港発のバスに乗ることになります。
【三崎漁港にある産直センター・うらりの様子】
城ヶ島で人気の中村屋に入れるか?
城ヶ島には、いつ行っても列ができているお店があります。
それは、城ヶ島商店街の中にある、新鮮なマグロ丼の種類が豊富な「中村屋」。価格もお手頃です。
【新鮮なマグロ丼の種類が豊富な中村屋】
初めて城ヶ島へ行った2016年には待っているお客さんはいなかったのですが、その後行くたびにどんどん人が増えて、最近はいつ行っても長蛇の列が。
ですので実は私、まだ一度も入れたことがありません。
今回は、もしその列が短ければ並んでみようと思っていましたが、混雑シーズンの中でそんな考えは甘かったですね。
【城ヶ島商店街にある中村屋に並ぶ観光客の姿】
列の真ん中あたりで待っている人に待ち時間を聞くと「1時間くらい並んでます」とのことだったので、軽く2時間待ちにはなっているようでした(13:00頃)。
ということで、またもや次回トライしてみることに・・・。
ちょっと待つと入れる美味しいお店
「中村屋」の前を通りすぎて、城ヶ島商店街をさらに海の方へ向かって進んでいくと、左手に磯料理の「さかや」というお店が見えてきます。
【城ヶ島商店街の先にある磯料理のお店「さかや」】
中村屋が長蛇の列で入れなかったので、今回はこの「さかや」に初トライ。
【磯料理「さかや」のメニュー】
入店したのは13:00過ぎで、中は満席で混み合っていましたが、待つことなくすぐに入ることができました。
ただ、注文をしてから食事が出てくるまでに、30分ほどかかりました。
「さかや」もお手頃価格ですし、なにより美味しかったです。
注文をすると、店舗の入り口にある水槽から鮮魚を獲ってくれるので、食材がとても新鮮。
【磯料理「さかや」の店舗の入り口にある水槽】
私たちが注文したのは、こちらです。
【ほら貝刺身定食1,300円(税抜き)】
【ほら貝刺身定食1,300円(税抜き)の新鮮なほら貝】
【まぐろ丼1,200円(税抜き)】
【いか丸焼き750円(税抜き)】
マグロは水槽から獲りませんけどね。
ほら貝といかは、水槽にいたものです。
お店の中は、座敷が8席でテーブル席が5席くらいの広さ。
混雑してくると、お店の外に「準備中」の札が立てられて、一旦お客さんの入店を調整するようですが、少し待っているとまた入ることができます。
私たちが食べている間に一度「準備中」の札が立てられましたが、30分ほどで入店が再開になりました。
混雑シーズンの城ヶ島、帰路の様子は?
城ヶ島を16:00前に出て、いつも寄る三崎漁港にある「産直センター・うらり」で海産物を買い込み、三崎港を出発したのが17:00前。
すでに、三崎港から片側一車線しかない国道134号線は見事に渋滞していて、いつもなら20分ほどで辿り着く最初の有料道路「三浦縦貫道路」の入り口まで、1時間半ほどかかりました。
有料道路に入っても、途中はところどころで大渋滞。
【大渋滞する三浦半島の有料道路】
と言うことで、東京に着いたのが21:00頃と、やっぱり4時間近くかかったのでした。
城ヶ島界隈を散策したのは4時間、車に乗っていた時間は往復で8時間・・・。
ある意味、本当に”ドライブ”となりました。
編集後記
G.W.はどこに行っても混雑しますね。城ヶ島の場合は、言ってみれば三浦半島の袋小路になっているようなものなので、渋滞にはまってしまうと抜け道を見つけるのに苦労するし、公共の乗り物なら逃げようがありません。
くれぐれも、混雑シーズンは私たちのように無計画な城ヶ島行きを決行しないようにしてくださいね(笑)