親子留学して納得!フィリピンが小学生におすすめの理由と留学した都市は?

親子留学して納得!フィリピンが小学生におすすめの理由と留学した都市は?



小学生の子どもとの親子留学が叶った我が家ですが、最初の難関はどこへ渡航するかでした。

迷った挙句、我が家ではフィリピンに決めたのですが、おそらく親子留学を予定したときには、まず行き先の選定に迷うのではないでしょうか?小学生の子どもだけで行く留学とは違って、費用も2倍以上かかるので。

今回は、なぜフィリピンを親子留学の行き先に選んだのか小学生にとってどんなメリットがあったのか、そしてフィリピンの中でもどの都市に決めたのかなどを、ご紹介したいと思います。

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フィリピンを親子留学先に選んだきっかけは?

最初は、アイルランドの首都ダブリンに焦点をあてていました。
元来ヨーロッパ好きなのと、その中で洗練された街並みに穏やかな治安、そして世界一フレンドリーと言われる国民性が気に入ってのことです。

費用も、親子二人で行ってもカナダやアメリカ留学に比べてそれほど高額ではなかったので、ネットでいろいろとアイルランド留学について調べていたのですが・・・。


その内に、フィリピンに行きついたのです。

なぜかフィリピンが、日本から一番近い語学学習に最適な国として人気が高いんですね。フィリピンに行ってタガログ語を学んでも・・・と思いつつさらに深堀りをしていくと、フィリピンは世界でも3番目に英語を話す人口が多く、講師陣の発音はネイティブ級ということが分かりました。

その他、治安や時差などの基本情報も含めて、親子留学先としておすすめの理由をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

親子留学にフィリピンがおすすめの6つの理由

1.講師の英語力がネイティブ級


フィリピンは、アメリカとイギリスに続く、世界で3番目に英語を話す人口が多い国なんです。これは意外でした。

けれど、なぜフィリピン人がここまで英語を話すようになったのか?


実は、フィリピンではタガログ語をはじめ、100種類以上のフィリピン語が話されていると言われています。ですから、地域によっては同じフィリピン人でも言葉が通じない。

そこで、共通した言語が必要ということで、当時アメリカの植民地だったことも影響して英語が取り入れられていきました。これが、フィリピン人の多くが英語を公用語として使うようになったいきさつです。

ただ、こんな歴史から生まれたフィリピン英語なので、きちんとした教育を受けていない人は強いフィリピン訛りがあって、大学などの高等教育を受けた講師陣の発音はネイティブ級。


と言うことで、フィリピンでの留学を考えるときに、訛りのない発音で勉強したいと思ったら、高等教育を受けた講師の方が揃っているかを確認することをおすすめします。

2.留学費用が格安


首都のマニラであっても日本に比べると物価が格安なので、現地での生活費を抑えることができます。

フィリピンの大都市は、マニラ⇒セブ島⇒ダバオと続くのですが、物価もこの順に沿ってダバオが一番安くなります。3都市ともに物価が安いにも関わらず、大型ショッピングモールなどが充実しているので、安い費用で大都市並みの便利な生活ができます。

3.充実のマンツーマン授業を実施


格安費用だから叶うマンツーマン形式の授業は、留学生には最も魅力的なプログラムの1つではないでしょうか?

このマンツーマン授業は、フィリピン留学の特徴です。

先進国での留学は、一般的に午前中だけのクラス授業になっているプログラムが多いのですが、フィリピンでは完全マンツーマンの上に、夕方までのフルタイム授業。ですから、語学力の伸びが格段に高いのです。


ただし、完全マンツーマンと言っても、中にはプレゼン授業なども取り入れるので、グループでの授業を1日に1~2コマ程度入れている語学学校が多いです。

このグループディスカッションもまた、語学力アップにはとても有効でした。

4.気候が温暖


なんと言っても、恵まれた温暖な気候は魅力的です。

平均気温が27℃前後と暑そうに感じながらも、日本の夏とは違って空気が乾いているので、木陰などはつい居眠りしてしまうほど気持ちがいいもの。

降水量は、日本の夏にあたる時期が一番多いのですが、スコールのように降ってはすぐにやむタイプなので、傘を使った記憶はなし。どちらかと言うと、夜に降って朝にはやんでいることが多かったです。

語学学校の建物の後ろに立っていたバナナの樹と花。
【学校の後ろにあるバナナの樹に咲く花】

5.日本との時差が1時間


日本との時差が1時間というのは、海外滞在中は日本の家族と連絡が取りやすくて何かと便利。フィリピンでの親子留学中、長女はほぼ毎日のように父親とネット通信で会話を楽しんでいました。

また、海外への渡航では時差が少ないほど移動での無駄な時間を削ることができるので、一週間程のショートスケジュールで親子留学のプログラムを組むのにもフィリピンはとても有利ですし、子どもの身体への負担も少ないのでおすすめです。

6.太陽のような明るい国民性


少しでも打ち解けると、家族のように面倒を見てくれるフィリピンの人たちは、その気質も太陽のように底抜けに明るいんです。トラブルでさえも楽しんでしまう国民性と言っても、過言ではないですね。

山間部とダウンタウンとの貧富の差はとても激しいのですが、山間部の人たちの沈んだ表情に出会った記憶がありません。

だから、誰といてもいつも楽しい。小学生が過ごすには、最適な環境です。

フィリピン留学に最適な都市とその理由とは?

1.生活費


フィリピン留学に選んだ都市は、ミンダナオ島の『ダバオ』

フィリピンの観光省が認定している、フィリピンで最も住みやすい都市というのもかなりの魅力です。

そしてダバオは、マニラやセブ島に比べてさらに物価が安いので、生活費を相当抑えてやり繰りできる上に、治安が良好。子どもが過ごすには、自然が豊かで最高の都市です。

なんと言っても、今回我が家が探し当てた語学学校は、ビーチに建っているという絶好のロケーション。少し授業に飽きたら気分転換もできてしまう、子どもにはもってこいの学校だったというのも、ダバオを親子留学先にした理由の1つです。


親子留学先の語学学校目の前で見られる朝焼けのビーチ。
【目の前のビーチで見られる朝焼け】


さて、ダバオでの生活費は、親子二人で20,000円もあれば、ゆとりを持って1ヶ月間暮らせます。
宿泊費・授業料・食費は、別に学校へ留学費用として支払ってあるので、この20,000円は純粋に現地での生活費。その他に、どの程度レジャーやショッピングなどを楽しむのかによって、予算が変わってきます。

現地でのクレジットカード事情が分からなかったので日本円もいくらか持参しましたが、大抵のショッピングモールではクレジットカードを使うことができました。

物価が安い割には、買い物の仕方が都会並みで便利です。

2.天災事情


この2年~3年はちょっと事情が変わってきているのですが、もともとミンダナオ島付近の海域は台風の卵が発生する場所なので、育ちきった台風がやってくることがありません。

ですから、ダバオの人たちは台風知らず。ただ、地球温暖化の影響で台風の発生場所が徐々に移動してきているので、ここ数年は少し注意が必要になってきています。


余談ですが、留学中に何度か台風が発生中の海の姿を見ることができました。
ティーチャーが教えてくれないと「ただいま台風発生中」とは分からない状態なのですが、これはなかなか日本では体験できないので、長女も興味津々でしたよ。
海面が上に持ち上げられている感じで、波が上を向いて立っているイメージです。

3.治安


最近少しザワザワしてきましたが、今やフィリピンの大統領となったドゥテルテ大統領が以前ダバオ市長をしていたときに、一気に治安を向上させた街として有名です。ミンダナオ島の西側は治安が著しく悪いのですが、ダバオだけはとても穏やかな場所。

ただ、これはフィリピン全土で言えますが、ときどき凶悪な事件が起きるので、常に注意が必要です。渡航前は、外務省の「海外安全ホームページ」で確認のうえ、お出かけくださいね。

4.生活環境


ダバオは海に面した都市なので、まずマリンスポーツをするには最適な街です。ダウンタウンのメインポートから小型船に乗って30分ほど移動したところには、サマール島というリゾート島があります。


ダバオ滞在中の外国人が好んで出かけるサマール島。


ダバオ滞在中の外国人が好んで出かけるのんびりした島で、ダイビングやスノーケル、BBQなどが楽しめることでとても人気ですよ。

反対の内陸側に目を向けると、海抜1,000mを超える山頂付近にエデンネーチャーパークがあり、ジップラインや乗馬、BBQが楽しめるアクティビティが豊富なエリアもあります。


ジップラインや乗馬、BBQなど豊富なアクティビティが楽しめるダバオのエデンネーチャーパーク。


また、ダバオで特に有名なのが、クロコダイルパーク。いわゆるワニ園なのですが、ここではワニのステーキも食べられるそうです。
残念ながら、このワニ園には行かなかったのですが、こんな風に、小学生の子どもが飽きることのない大自然の材料がいくつも用意されているので、ダバオではただ留学をするだけでは終わらないエキサイティングな都市とも言えます。

こんな方には不向き、その理由は?

ダバオは、フィリピンで3番目の大都市とご紹介しましたが、そうは言ってもまだまだフィリピン自体が途上国。

ヨーロッパやアメリカなど、先進国の洗練された街並みと衛生面が保障された生活レベルを希望の場合は、まずフィリピン自体を候補からはずすことをおすすめします。


途上国フィリピンは、洗練された街並みを持つ先進国とは景色が違う。
【ダバオはこんなイメージではありません】


あくまでも、フィリピンへの留学は、温暖で人とのつながりが深く感じられ、生活費用を格安に抑えられることがポイントで、そこを重視すれば、満足度の高い親子留学をすることができると思います。

小学生高学年の夏休みに行った親子留学で、その後の子どもの成長にどんな効果があったかをご紹介します。

これから日本人に求められる英語の質は?

英語の質と言いますか、要は訛りですね。

今や東京だけでなく、日本全国どこででも外国人観光客に出会います。その人種はさまざまで、少し前までは中国の方と白人の方がほとんどだったのに、今ではアフリカや中近東、南米の方まで、実に多くの国の方を頻繁に見かけるようになりました。

聞こえてくる言語はそのご本人の母国語。

・・・と思ったら、よく、よく、よーく聞き入っていると実は英語だったということも増えました。

個人的な意見ですが、今の東京の外国人観光客を見ていると、純粋な英語発音しか聞き取れないのはそろそろ難しい段階に入ってきているのではないかと思います。
日本人が英語を話すと日本語訛りが出るように、世界の英語には様々な訛りが入っているので、それを聞き取る力もこれからは必要になってきそうですよね。

前述の「フィリピンの英語講師はネイティブ級」で紹介したように、ネイティブな人ばかりではないのがフィリピン。
そう言った意味でも、フィリピンでの街中散策は、日頃語学学校で聞いている英語とは違った、ちょっと聞き取りづらい英語発音に出会うことも頻繁なので、小学生にとってはいい体験になると思います。

編集後記

フィリピンでは全員が英語を話すと思われていますが、実は山間部には今でも英語を話さない人が多く住んでいて、それが仕事にも影響し、貧富の差に広がっているようです。

ダウンタウンと山間部はそれほど離れていないのに、少し場所が変わるだけで急に英語が通じないエリアに入ることが意外でした。

けれど、どんな状況でも笑顔が素敵なフィリピン人は、触れあっているだけで気持ちが和むので、心を洗う渡航先としてもおすすめです。

小学生高学年の夏休みに行った親子留学で、その後の子どもの成長にどんな効果があったかをご紹介します。

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