リフレッシュを目的に、女性一人で海外旅行に出かけるときは、やっぱり居心地と治安の面が大切。座っていると、ついうたた寝してしまうような、静かで安心できるホテルを厳選したいところですね。
セブ島で、そんな女性一人旅行向けのリアルリゾートを堪能できるのが、マクタン島にある『セブ ホワイト サンズ リゾート アンド スパ (Cebu White Sands Resort and Spa) 』。
実際に泊まってみると、喧騒とはかけ離れた緩やかな時間が流れる超リゾート気分を楽しめました。
Contents
自然と一体感ある高級リゾートホテルの敷地
マクタン・セブ国際空港からタクシーで20分ほどの距離にある『セブ ホワイト サンズ リゾート アンド スパ』は、そのゲート内に一歩入った瞬間、目の前に広がる長閑で静かな景色に驚かされます。
もともと、マクタン島のマリバゴ地区はリゾート地なので、のんびり気分を満喫できるエリアなのですが、『セブ ホワイト サンズ リゾート アンド スパ』の敷地内は豊かな緑が広がっているので、さらに自然の中に解き放たれた感覚になれるのです。
“ペンション風リゾート”が売りのホテルだけに全体が大きすぎず小さすぎずで、女性一人旅行には丁度いい規模感。フレンドリーなスタッフに出迎えてもらえるフロントに到着すると、アットホームな雰囲気にホッとします。
女性一人旅行でリラクゼーションを目的とするなら、最適なホテルです。
しかも、宿泊費用は10,000円前後~と格安。もちろん、スィートなどは別ですけど、このクラスのホテルでこの価格は、もはや破格値です。どの口コミにも、大抵「コスパ抜群」の文字が並んでいるほどです。
女性一人旅行には最高のロケーション
ホテルからの徒歩圏内には飲食店が立ち並び、フィリピン料理『マリバゴグリル(Maribago Grill)』もあります。
残念ながら私はまだ行ったことがないのですが、「セブ島に行くなら必ずどうぞ」とおすすめされるほどの人気レストランで、一品ずつのお値段が恐ろしく安いのに美味しいということで有名です。
また、なんと言っても嬉しいのが、ホテルの目の前にある「セーブ・モア(SaveMore)」。
地元のスーパーマーケットなので日用品はなんでも揃うし、この中には格安マッサージのチェーン店として成長しつつある「NUAT THAI(ヌアッタイ)」もあります。
60分のタイマッサージが200ペソからと言われると、滞在中に何度も通いたくなりますね。
贅沢すぎるホテル環境をご紹介
(1)静寂を追求した大人のためのプール
ホテルの中心には、小さな子供も利用できる広いプールがあります。場所によって水深1~2mの違いがあり、一部ではスキューバダイビングのプール実習をしていました。
けれど、静かな癒しを求めて訪れた一人旅なら、ぜひこちらのプールで寛ぎたい。
大人専用のプールなので、木立が風に揺れる小さな葉音まで心地よく響く静かなエリア。女性一人旅行のゆったりとした時間を贅沢に過ごすのには最適な空間です。
(2)優雅に配置された椅子に腰かける贅沢
こちらは、コートヤードに設けられた、一見パティオを思わせるようなエリア。至るところに用意された椅子には、思い思いに座って読書を楽しむ人の姿も見かけます。
あまりに静かで居心地のいいこの場所は、昼下がりのうたた寝が気持ちよさそう。
(3)のんびり散歩するだけで満足するビーチ
ビーチは全長500mということですが、あまりそんなに広大な規模は感じませんでした。人が少なくてザワつきがないので、まったりとした時間を過ごすことができます。
ビーチから50mほどの沖合の海上にポッカリと浮かんでいるハウス型のいかだでは、スノーケルなどのマリンスポーツを楽しむ人々も。
こうして、ただ海を眺めているだけでも十分癒される景色が、プライベートビーチに広がっていました。
(4)豊かな自然に包まれた庭園
庭園はとてもキレイに手入れがされていて、青々とした芝生が印象的です。
ところどころに個性的な色の花も咲いていて、いかにも南国リゾートという雰囲気。散歩中に何度も深呼吸をしてしまうほど、リラックスした緩やかな時間を過ごせます。
ホテル入り口のゲートでは、警備員が敷地外からの訪問者を厳重にチェックしているので、夜でも安心して庭園を散策できるのは女性にとって嬉しいところ。
(5)ちょっと不便なWi-Fiがくれる非日常
正直、Wi-Fi環境はあまり良いとは言えず、共用部分は使用可能となっていますがフロントまで行かないとスムーズに使えないことも。
けれど、せっかくリフレッシュを求めて一人旅を愉しみにきたので、雑多な情報が収集できるインターネットは放棄して、いっそのこと現実から切り離されてしまいましょう。
(6)緩やかにはじまるセレブな朝食
朝食は、プールサイドに面したオープンエリアのレストランで、ブッフェ形式でいただけます。澄んだ空気の中でいただく朝食は贅沢そのもの。
『セブ ホワイト サンズ リゾート アンド スパ』の朝食は美味しいと評判で、種類もかなり豊富でした。
つい色々と食べてみたくて、朝からこんなに豪華なテーブルに。白色のプレースマットが爽やかさを引き立てます。
もちろん、食後のデザートもしっかりいただきました。
癒し空間を追求した客室
客室は木製で統一された落ち着きのある雰囲気で、かなり広々としていました。
今回は、フィリピン国内からショートステイでセブ島旅行をしたので、荷物も少なく、しかも一人旅。部屋の中がガラーンとするほど、余裕のある間取りでした。
それにしてもこのバスタブは・・・
女性一人旅でこの形はちょっと怯むものがありましたが、気を取り直して一人でハート型を楽しんでみました。
ドライヤーやタオルなどの備品にアメニティーなど、一般的なものに不自由はしません。掃除も行き届いていて清潔ですが、一点だけ排水に難点あり。
まぁ、海外ではよくあることだし、困るほど流れが悪いわけではないので、とくに問題はありません。
日本人経営ダイビングショップの驚きのサービスとは?
『セブ ホワイト サンズ リゾート アンド スパ』が人気である理由の1つに、日本人が経営するダイビングショップ『ブルーコーラル』があります。そのダイビングショップがホテル内になるので、世界中のダイバーが憧れるセブ島でのマリンスポーツにはとても便利。
ダイビングが目的のセブ島旅行なら、『セブ ホワイト サンズ リゾート アンド スパ』はおすすめです。
ここから紹介する内容は、ブルーコーラルの正規のメニュー表にあったのかどうか今でも不明なのですが・・・。
実は、ホテルに到着してすぐに早速プールサイドを散策していると、『ブルーコーラル』のスタッフさんにジェットスキーを勧められました。
聞けば、ジェットスキーで沖合のオランゴ島周辺の魚影が豊富なポイントまで行き2時間ほどスノーケルを楽しめるとのこと。お値段は日本円にして6,000円です。
このオランゴ島は、自然保護区で有名なオランゴ環礁に囲まれた島で、世界中のダイバーが集まってくるホットスポットになっています。
そもそも、ジェットスキーだけで一般的に2,000円から3,000円はするし、さらにスノーケルをオランゴ島周辺で2時間も楽しめるともなれば、6,000円ってお得!
スノーケルグッズ一式のレンタル料も込みなので、興味津々です。
念のため、ホテルのフロントで、声をかけてきた方が本当に『ブルーコーラル』のスタッフさんかをこっそり確認したうえで、そのコースに行ってみることにしました。
結果的には、行って正解だった!の一言です。
行きは、片道20分強のジェットスキーを堪能し、到着した先でのスノーケルは結局3時間近く遊ばせていただき、帰りのジェットスキーは自分で乗り回し・・・で、このお値段。
トータル4時間くらいを、私一人にブルーコーラルのスタッフさん一人がついてくれていたわけで、完全プライベートツアーです。
それ以上に満足だったのは、やっぱり海ですね。
見事な海中でした。
色とりどりの珊瑚に、草原を思わせるように広がる海藻エリアと、何種類いるのか分からない豊富な魚たち。マリンスポーツが好きで、いろんな海で泳いできましたが、初めて海の中にいながら空中に浮いている感覚になれたほど、透明感がありました。
世界中のダイバーが集まるスポットだというのも納得です。
もし『ブルーコーラル』にこのメニューがあれば、ぜひ行ってみてください。
絶対にお得ですし、満足度はかなり高いと思います。
編集後記
『セブ ホワイト サンズ リゾート アンド スパ』の宿泊費用は格安ながらも、ホテルの格としては上位に入るので、コスパの良さに驚くと思います。
残念ながら日本語が通じるスタッフさんはいませんが、とにかくフレンドリーなので説明に時間がかかっても親身になって聞いてくれます。
セブ島の女性一人旅行ならば、マクタン島に点在する豪華なホテルで過ごすのも素敵だけど、『セブ ホワイト サンズ リゾート アンド スパ』のような中規模ながらも品格のあるホテルに滞在して、静かな時間を贅沢に堪能するのも心身のメンテナンスに最適ですよ。