高級マスクシートほど効果があるというのは過言ではないのですが、安価なものでも十分です。大切なのは、マスクシートを使う前後のスキンケア。
ここを怠ると、たとえ高級なものでも、その効果は十分に発揮できません。
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そもそも激安マスクシートは効果があるの?
高級なマスクシートに比べると、配合されている美容成分の量や質に違いが出るので、どうしても満足度は低くなります。ある一定額以上のものと、激安と言われるものを使い比べると、安価なものの物足りなさは否めません。
それは、効果が期待できる原料はそれなりに原価が高いので、やはり商品価格に反映してくるからなんです。
ただ、中には値段だけ高くて粗悪なものもあるので、口コミなどで情報を収集して、賢い消費者でいてくださいね。
そして、値段にかかわらずスキンケアのポイントが抑えられていれば、その効果の満足度もあがってきます。
安くても効果を最大に引き出すテクニック
どんなマスクシートでも、その前後のスキンケアが重要です。
たとえば、毛穴に汚れが残っている状態で、一生懸命ローションパックをしたとしましょう。想像しただけでもお分かりのように、肌への成分の浸透はあまり期待できません。
より、肌の奥へと栄養をとどけるために、まずはマスクシート前の準備が大切です。
(1)マスクシート前のスキンケア
STEP1:洗顔で毛穴の汚れをリセット
余分な皮脂やメイク類などの脂汚れが残ったままで化粧水などを与えても、効果的な肌への浸透は期待できません。肌の汚れをリセットしないということは、皮膚表面に油膜を張った状態ですので、まずはきちんと毛穴の汚れを落とすために、丁寧な洗顔から始めましょう。
STEP2:普段使いの化粧水で水分補給
手のひらを使って肌の奥に水分を届けるつもりで、普段使いの化粧水を2~3回に分けてつけておきます。ポイントは、手のひらを使うこと。
手のひらの温度は毛穴を心地よく開くのに適しているので、日頃のスキンケアでパフを使っているなら、ぜひ切り替えてみてください。
そして、いよいよマスクシートを乗せます。
◆より一層マスクシートの効果を引き出すコツ◆
これは、“激安マスクシートパック”での効果を試す方法から少し外れるので別枠でご案内しますが、お手元にブースターや美容液などがあれば、マスクシートを乗せる前につけてみてください。より一層しっとりとした仕上がりが実感できると思います。
(2)マスクシート後のスキンケア
肌は、水分を与えた直後から乾燥が始まるので、マスクシートを取り除いたらすぐに美容液や保湿クリームなどで水分の蒸発を防ぎます。水分が逃げないように、油分で蓋をするイメージです。
どんなに高級なマスクシートでも、やりっ放しはその効果を最大限に発揮することができません。アフターケアまで丁寧に試してくださいね。
(3)最適なタイミングは入浴後
これで、まるでエステにいった後のようなプルプル肌を実感することができると思います。ぜひ、ひとつひとつのステップを丁寧にすすんでみてください。
ライフスタイルによって選ぶマスクシートの形状
たとえば小さなお子様がいる場合、顔全体にするマスクシートは時間がかかるのでハードルが高くなります。ママはそんなにゆっくりさせてもらえないですものね。
そんな時は、乾燥しやすい目元や口元など、ポイント的に取り入れる方法もあります。目元専用シートなどを買ってもいいですし、手持ちのパフを開いて薄くして、普段使っている化粧水を浸して張るのもおすすめです。
意外とこの手作りパフは家事をしていても落ちないので、私もときどき愛用しています。
マスクシートの使い方を間違うと逆にダメージに
マスクシートを利用するときの最大限の注意事項、それは使用時間を守ることです。
メーカーが示している使用時間だと、まだマスクシートにはヒタヒタに美容成分が残っていて勿体ないと感じてしまうのですが、肌の上でカラカラに乾燥が始まったマスクシートは、肌の水分も一緒に奪ってしまいます。せっかくローションパックをしても、結果的に水分が奪われて逆効果に。
それどころか、これを何度も続けることで、肌が無駄に乾燥を繰り返すことになるので、ひどい場合は敏感肌になる危険もあります。
メーカーは、研究に研究を重ねて、最適な使用方法を提供してくれていますので、ぜひここはパッケージに書いてある内容を守ってくださいね。
そうは言っても、本当に勿体ないですよね。
私はマスクシートに残った美容成分を、デコルテや腕、脚と、全身に塗って使い切ります。最後はボロボロなので、容赦なく捨てられますよ。
私が自分専用オリジナルマスクシートを勧めるワケ
まだ何も浸されていないドライマスクシートに、自分好みの化粧水や美容液を浸して作る、自分専用のオリジナルマスクシートもお勧めです。
肌のタイプは人それぞれ。けれど、もともと美容成分が配合されているマスクシートには、自分の肌には不要なものまで入っています。
また、豊富な美容成分が入っているがために、そのマスクシートを使った後のベタベタ感が好きじゃないということもあると思います。そんなときは、肌の奥へ水分をとどけることだけを目的にしたタイプの化粧水で、ローションパックを試してみてください。
内側は潤っているのに表面はサラサラという、理想的な肌質を楽しめますよ。
これは、手持ちの化粧水などでできるので、経済的でもありますね。ドライマスクシート全体に化粧水を浸すには量がたくさん必要ですので、ほんの少しならお水を混ぜて全体に伸ばしても大丈夫。
ただし、アフターケアはしっかりしておいてくださいね。