40代の乾燥肌が化粧水とクリームに頼る前にやるべき5つのこと

40代の乾燥肌の化粧水とクリーム以外の見直し方



40代と言えばまだまだ子育てや仕事と家事の両立が忙しくて、バタバタと時間が過ぎていく日々。「自分のスキンケアは二の次!!」なんてことも結構多いですよね。だから、ちょっとした肌の変化を見逃すこともよくある話し。

そしてある時ふと気づくのです、乾燥肌が前より随分ひどくなったなと。

こんなとき、すぐに化粧水やクリーム類を変えてみようと思うのが女心。けれど、その前に見直せることが実はたくさんあります。

今回は40代の乾燥肌におすすめの、見直しポイントをご紹介します。

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40代から急に乾燥肌に悩むのはなぜ?

ホルモンバランスの崩れ


女性ホルモンの1つであるエストロゲンが減少することで、身体を構成するたんぱく質のうちのコラーゲンが徐々に不足して、肌の弾力が失われていくとされています。

ターンオーバーの乱れ


約28日間の肌のターンオーバーによって作り出されるセラミドは、水分を肌に留める大切な役割をしているのですが、加齢とともにターンオーバーが乱れます。

そのため、40代頃からセラミドが生み出されるサイクルにも変化が。


その結果、肌の水分量と油分量が徐々に減ってきて、40代に差しかかる頃から深刻な乾燥肌を感じるようになります。

40代になる頃急に深刻になり始める乾燥肌


化粧水とクリームの役割って何?

特に冬になると乾燥肌がより一層深刻になるので、つい手軽に化粧水やクリームだけを強化しようと思ってしまいます。

確かにこの2つは、肌の水分をキープするために必要なアイテムなのですが、その使用量をただ増やすだけでは、なかなか乾燥肌を改善するのは難しい。


まずは、化粧水とクリームそれぞれの役割が「水分」と「油分」であることを知って、そのアイテムを丁寧に使うだけでも、随分と乾燥肌を克服することができます。

化粧水の捉え方


まず、乾燥肌を潤すもの、それは「水分」です。


乾燥肌を潤すものは水分


ですから、乾燥した肌の水分値を上げるためには、化粧水がとても重要になってきます。


そして次に考えたいのが、より一層肌に浸透させる化粧水はどんなタイプかということ。


たとえば化粧水には、サラッとした水のようなタイプのものから、濃厚なとろみのある化粧水まで、市販では相当な種類のものが用意されています。

この化粧水を、ただ肌質に分けて一種類を選ぶのではなく、数種類を段階的に使用する方法がとてもおすすめです。



まずは浸透性の高い化粧水を数回に分けて何度か肌に与えて、その後に保湿性を重視して作られた化粧水を重ね付けすることで、肌の水分値がグンと上がってきます。

クリームの捉え方


そして、与えた「水分」が蒸発しないように、肌にしっかりキープさせるために使いたいのが、「油分」であるクリーム類です。


肌にしっかりキープさせるために使いたいのが、「油分」であるクリーム類


このとき、クリーム類もちょっと工夫が必要


化粧水と同じように、クリーム類の中でもサラサラした乳液タイプから、油分量の多いものまで様々に用意されています。

クリームの役割は主に水分を肌にキープさせることですので、自分の皮脂量に合わせてクリームを選ぶことがポイント

乾燥しながらも脂っぽさを感じる脂性乾燥肌ならば少し油分の少ないクリームを、テカリがなくてカサつきが気になるならば油分多めのクリームを選ぶといった感じで、調整してみてください。

化粧品以外から乾燥肌対策ができる5つのこと

もともとスキンケアは、化粧品だけに頼っても限界があります。
それは、空気の乾燥や摩擦などの肌への刺激など、さまざまな外的要因も加わってくるから。

そうしたことも見直しつつ、40代の肌の変化を受け入れていくといいと思います。

洗顔方法


ゴシゴシと擦り洗いをしないようにします。

実際にその違いをやってみると分かりやすいのですが、擦り洗いをした後よりも、ソフトに洗った後の方が、肌に柔らかさを感じます。


また、お湯の温度も大切で、熱すぎる湯温は皮脂を取りすぎて乾燥肌の原因になりやすいので、この点にも気をつけます。


洗顔方法を見直すだけでも40代の乾燥肌対策につながります。

入浴後の水分補給までの時間


お風呂上りに、しばらく化粧水をつけずに放置していることはないでしょうか?

実は、この少しの間でも、すでに肌の水分の蒸発が始まっています。入浴後は、身体を拭きながら化粧水でスキンケアを始めるくらいが理想的です。

スキンケア時の肌への摩擦


クレンジングでの無理な擦り洗いやコットンを使用しての激しいパッティング、ファンデーションを擦りつけるなど、皮膚が動くほどの摩擦は肌に大きなダメージを与えてしまいます。

実際に、口紅をティッシュで無理やりふき取ると、その後がガサガサになりやすいですよね。


肌に負担がかかっていないかを意識しながらスキンケアをするのが、おすすめです。

部屋の加湿


湿度も肌の乾燥に影響してきます。

加湿器で部屋の湿度を上げることで、40代の乾燥肌を防ぐ効果を期待できます。

私たちが快適に過ごせる湿度は40~60%。

けれど、特に冬場は空気を入れ替えるために窓を少し開けただけでも、一気に室内の湿度が低下します。


加湿器がなければ、部屋に洗濯物を干してもいいですし、お風呂の残り湯を抜かずに置いておくのも効果的ですよね。

化粧水とクリームを分けて使う


前述のように、化粧水とクリームはそれぞれに役割があります。まずは、化粧水を何度も肌に繰り返しつけて、しっかりと水分を与えてみてください。



私は少なくとも5回は繰り返します。
その後に、与えた水分の蒸発を防ぐ意味で油分を含んだクリーム類を使います。


もし、この後にまた乾燥を感じ始めたら、水分補給と保湿を繰り返せば大丈夫。朝のメイク後だと難しいかもしれませんが、夜ならば何度でも繰り返してみてください。

ただし、最後はクリーム類で水分を肌に閉じ込めることをお忘れなく。

化粧品自体を見直す重要性

前述までのスキンケア習慣の見直しができたら、ある程度肌の違いを感じることができるようになると思います。

その後に、潤いはじめた肌質に合わせて、化粧品も見直してみることをおすすめします。


実際に、40代はホルモンバランスの変化とともに肌質が変わりやすくなっているにもかかわらず、若い頃の化粧品をそのまま使い続ける方が少なくありません。

見直すのが面倒とか、化粧品の種類が多すぎてわからないという理由もあるかもしれませんね。


けれど、40代は年齢的にみずみずしい肌を維持する機能がグンっと低下してくる頃ですので、化粧品によるサポートも30代までと比べるとさらに必要です。



私は、『年齢別化粧品シリーズ』に対してあまり賛成ではないのですが、それぞれの年齢に必要な成分やその配合量を考えているメーカーさんが多いのは事実。

ですので、どうしても化粧品選びに迷ったら、こうしたシリーズを参考に選んでいくといいと思います。


40代の肌は年齢的にみずみずしい肌を維持する機能が低下してくるので、化粧品によるサポートも必要。


ただ、繰り返しになるのですが、化粧水とクリームの2つに大きく分かれて市場に存在していることを考えると、それぞれのアイテムに役目があることが分かると思います。

化粧品の買い替えを検討するときには、そうした市場も参考にしてみてくださいね。



化粧水やクリームなど、いろいろな機能を一つにしたオールインワン化粧品は手軽なので時短にはなりますが、肌が一層デリケートになってくる40代は、スキンケアの基礎で手を抜かない方がいいですね。


私は一度、オールインワン化粧品がどんなものなのか試してみたのですが、乾燥肌に拍車がかかって使用をやめた経験が・・・。

その後、化粧水とクリームの2ステップに分けて使うことで、すぐに肌のみずみずしさが戻ってきました。


やっぱりスキンケアでは、先にしっかりと水分を与えることがとても大切です。

編集後記

できれば水分値チェッカーを手元において、肌の状態を毎日チェックできるといいですね。まずは自分の肌をしっかり知っておくと、日々の変化にも気づきやすくなります。

最近は、マホのイヤホンジャックに接続して計れる水分値チェッカーもあるとか。これなら、どこにいてもすぐにチェックができて、便利そうですね。

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