思春期ニキビケアで忘れられがち?ニキビ跡を残さない洗顔方法とは?

思春期ニキビケアで忘れられがちなニキビ跡を残さない洗顔方法のご紹介。



思春期ニキビと大人になってからできる大人ニキビとでは、原因が大きく違います。そこで、ママに気をつけていただきたいのが、思春期ニキビ対策と大人のニキビ対策とを混同しないということ。

まだスキンケアのノウハウに乏しい10代のお子さんがもし思春期ニキビで悩んでいたら、将来にニキビ跡を残さないためにも、ぜひ洗顔方法から見直してみてくださいね。

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思春期ニキビの原因とは?

大人ニキビの大半は、メイク品などの汚れが毛穴に残ったものが炎症する原因になることが多いのですが、思春期にできるニキビは、過剰な皮脂の分泌によるものが占めています。


皮脂は本来、肌にとっては大切な天然の保湿成分です。ですから、皮脂自体が悪いものではないのですが、思春期のときにはホルモンバランスの乱れで、皮脂が必要以上に分泌されやすくなっています

それを正しい洗顔方法で取り除いてあげることができないと、毛穴の中に残った古い皮脂が毛穴を詰まらせてしまい、塞がった毛穴からはさらに皮脂がうまく排出されなくなるという悪循環が起こります。


思春期にできるニキビは、過剰な皮脂の分泌によるものが占めている。


一方で、ニキビの代名詞のように知られるアクネ菌は、皮脂をエサとしています
どんなに健康な肌質の人でも、皮膚表面にはアクネ菌が存在しているのですが、皮脂が過剰に分泌されるとアクネ菌が増殖するので、より一層ニキビができやすくなっていきます。

思春期ニキビで見直したい洗顔方法

先顔料を選ぶ基準は?


まず最初に、洗顔に使用している先顔料を見直してみてください。

思春期と言えば何かと面倒くさがり屋さん。聞けば、意外にボディーソープで顔も身体も洗っているお子さんによく出会います。時短になって好都合かもしれませんが、実はこのような洗浄剤での洗顔では、皮脂などの脂汚れが落としきれていない状態が続いているんです。

ボディーソープや洗顔フォームの大半は弱酸性でできているのですが、皮脂は弱アルカリ性に傾いたときに無理なくスムーズに落とすことができます

ですから、洗顔では弱アルカリ性の洗浄剤を使うことが理想的


肌が弱酸性だから、先顔料も弱酸性のものがいいのでは?ということで、クリームタイプの洗顔フォームを愛用する方が多いのですが、弱アルカリ性の洗顔料で洗顔をして一時的に肌がアルカリ性に傾いても、しばらくすると肌は元の弱酸性に戻ろうとする力が作用します。


これが『アルカリ中和能』と言って、健康な肌を維持するためにはとても大切な力なんですね。


では、弱アルカリ性の洗浄剤ってどんな物?と思われるかもしれませんが、これは昔から使われている固形石鹸です。

固形石鹸で洗顔した後は肌が突っ張った感じがするのでイヤだと言う方が多いのですが、洗顔に特化して研究と開発をされた固形石鹸は、洗い上がりの後もしっとりと滑らかさが残ります。

余分な皮脂だけを除去できている証拠ですね。

そんなところに着目して、固形石鹸を選んでみてください。

洗顔方法のコツって何?


10代ですからニキビ肌が恥ずかしいあまり、ニキビができている部分は一層ゴシゴシと洗ってしまいがち。でも、炎症した肌の表面を摩擦が起こるような洗い方をするのは、避けたいところです。


洗い方のコツとしては、弾力のある泡を手のひらいっぱいに作り、肌の表面に泡だけが触れるようにして洗います。

泡を肌の上で転がすイメージ
泡には汚れを吸収する力があるので、これで十分皮脂汚れも除去されています。


数秒ほど泡を転がしたら、しっかりとシャワーで石鹸成分を洗い落とします。
このとき、髪の毛の生え際や顎周り、小鼻の周りなどには石鹸成分が残りやすいので、洗い残しがないかしっかりチェックしてみてください。


洗い残しの多い髪の毛の生え際や顎周り、小鼻の周りなどもしっかりチェック。


手のひらで固形石鹸をゴシゴシと擦っても、なかなか手のひらいっぱいの泡を作れるものではないので、ぜひ洗顔用のスポンジ洗顔ネットなどを使ってくださいね。

拭き方にもコツがある?


洗顔後のタオルドライにも、気をつけたいところです。

肌に刺激とならないように、タオルで肌をやさしく押さえながら、水気をタオルに吸収させていきましょう。とにかく、ゴシゴシと肌に摩擦の負担がかかるのはNG。


★ポイント★

ニキビがひどくて痛みを感じたり膿んでいるときは、弱アルカリ性タイプの洗顔料はおすすめできません。ここまでひどい時には化粧品類でなんとかしようとせずに、早目に皮膚科を受診することをおすすめします。


意外な盲点!洗う順序の大切さとは?

先顔料に気をつけて、丁寧な洗顔方法を心がけて、しっかりと思春期ニキビケアに向けた洗顔をしたとしましょう。

この後によく聞く話しが、シャンプー&リンスです。


どんなに正しい洗顔方法を意識していても、その後に洗髪をすると、シャンプーやリンスが顔に流れ落ちてきてしまいます。そのまま、顔についた洗髪剤を適当に洗い流しただけで終わっていると、先ほどの“正しい洗顔”はなかったことに・・・。


「髪の毛」⇒「顔」⇒「身体」の順に洗っていくと、足の先まで余分な洗浄剤が残りにくくなるので、ぜひ実践してみてくださいね。

思春期ニキビでも洗顔後に必要なものとは?

思春期ニキビに悩まされる肌は余分な皮脂でベタつくため、洗顔後に何もしないというお子さんが多いのですが、化粧水と乳液で肌を整えてあげることは必要です。

洗顔後の肌は、その直後から水分の蒸発が始まっています。
皮膚の乾燥がすすむと、肌を潤すために皮脂が過剰に分泌されてしまうので、化粧水と乳液で肌の水分値を保つようにしてください。


このとき、ママと同じ化粧水や乳液は肌への栄養分が多すぎて、10代のニキビ肌の負担になることが多々あります。
少しコストがかかっても、思春期ニキビ用のものを用意してあげることがおすすめです。

編集後記

思春期ニキビは大人になるにつれて自然となくなっていくのが特徴なので、今の時点で気をつけたいのは、ニキビ跡を将来の肌に残さないことです。
思春期ニキビ時代に気にしすぎてニキビを潰したり、肌に負担がかかるスキンケアを続けていると、大人になったときに代償としてニキビ跡が残ることがよくありますよね。

10代ですとまだ分からないことなので仕方がないのですが、ニキビ跡にはクレーターと呼ばれるものだけでなく、シミとして残ることもあるので、とにかく今は刺激をしないように丁寧なスキンケアを心がけて、清潔を保つようにぜひ促してあげてください。

思春期ニキビで気をつけたい、日常生活のちょっとしたポイントをご紹介しています。

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