お金に振り回されるのは一番不幸だとはよく聞くけれど、お金がないと生活ができないのは事実。でも世の中、どうもお金が貯まりやすい体質の人がいるとも聞きます。
そして、そんな恵まれた体質の人には、共通点がありました。
それも、意外にシンプルなお金の増やし方。
今回は、そんな頼もしいお金の増やし方実践方法を聞いたのでご紹介。さっそく私も実行して、簡単なお金の増やし方をマスターしたいと思います。
Contents
シンプルに考えるお金の増やし方
Step1:まずはザックリ資産を整理する
一番最初にやるべきことは、まず資産を整理すること。
この資産にはプラスのものだけでなく、負債も一緒に書き出します。
資産整理の書き出し方例
-
- 【資産側】
現金
貯金
株
投資信託
持ち家
車
-
- 【負債側】
住宅ローン
車のローン
クレジットカード分割払い
持ち家の資産額については、今の時点で予想される査定額になります。
これに対して住宅ローンを負債側に書き出すことで、いざと言う時の売却後にいくらの現金が手元に残るかを把握できることになります。
もし、所有している車もローンで購入しているなら、住宅ローンと同じ考え方になりますね。
Step2:大ざっぱに家計簿をつける
いろんな種類の家計簿が販売されていますが、あんまり細分化して付ける必要はないです。
細かい作業が好きなら問題ないけど、とにかく家計簿を続けてつけることに意義があるので、面倒くさがり屋さんならとにかくザックリとでもいいようです。
大事なことは、収支を把握するということ。
自分がよく使う費用項目を10個程度に大きく分けて、1か月に一度だけ集計し、収入に対しての出費の比率を把握します。
付け方もザックリと。
「食費」「交際費」「家賃」「光熱費」「保険」「雑費」・・・などと分けて、さらに数字は10円以下を四捨五入するなど、マイルールを設けて書き込んでいきます。
もし「雑費」があまりに大きく支出を占めているようなら、ここはもっと細分化した方がいいです。
もちろん、さらに大事なことは、結果から収支の見直しをすることですね。
「付けて満足」にならないようにしましょう。
Step3:お財布の中身を把握する
お金が貯まる体質の方はお財布の中身が把握できていて、今いくら持っているかをすぐに答えられるそうです。
そんな方は、当然のことながらお財布の中がいつも整理整頓できています。
レシートだのポイントカードだのがゴチャゴチャと入っている間に、ところどころお札が挟まっているようなお財布では、どう考えても無理ですね。
Step4:『簡単お金の増やし方術』を実践
これは、「収入から先取りする」というやり方。
一ヶ月のお給料が入ったら、一番に貯蓄用のお金を確保します。
余ったお金を貯金に回そうとしていると、なぜだか全部使い切ってしまいますよね。
ここで便利なのが、自動で送金される定額貯金など。
お給料日と同日に引き落とし日を設定すると、収入があった朝一番にしっかりと貯蓄分を確保してもらえます。
少しステップアップして資産の分散に挑戦
資産の整理ができたら、どの程度を貯蓄に回していくかを決めます。
このとき、預金以外に資産運用も検討して、資産を分散させます。
すっかり低金利時代で、金融機関に預けていてもまったく増えないですしね。
逆に、時間外に間違えて入出金しようものなら、何年分もの金利を一回の手数料で持って行かれてしまいます。
資産運用は、余剰金があれば安定型だけでなく、リスク運用型にも分けられるといいようです。
安定型では、最近は配当型の保険が人気。
私自身はすでにそちらは利用しているので、今後は「確定拠出年金個人型」をプラスして検討してみたいなと思っています。
「確定拠出年金個人型」はあくまでも私個人の計画ですけど、節税対策にもなるのでご参考になればぜひ。
もし宝くじで1億円当たったらどうしますか?
年末宝くじの季節になると、宝くじ売り場の列に並んでいる方々へ「1億円当たったら何に使いますか?」という質問シーンを見かけますよね。
夢を買う場なので、雰囲気を壊さないように楽しく表現している方が多いのだと思いますが、お金が貯まらない体質と貯まる体質では、本音トークがこんな風に分かれるそうです。
◆お金が貯まらない体質の答え方
マイホームや車を買うとか、ちょっと趣向を変えて海外旅行に行く、堅実なパターンなら貯金をする、という回答。
テレビ取材なので、真剣に答える方は少ないと思います(笑)
けれど、こうした答えを本気で内に秘めている方は、お金が貯まらない体質だそうです。
◆お金が貯まる体質の答え方
お金が貯まる体質の方は、「自分に投資をする」と答えるそうです。
もし、「私も頑張ったご褒美に、よくエステに行きます(嬉)」と言うのであれば、こちらは大きな勘違い。
残念ながら、それは自分に投資をしているとは言えません。
では、何が自分への投資なのか?
それは、将来の自分のステップアップに繋がるイベントを利用することです。
分かりやすいのが、仕事を持っているならそのノウハウを深堀りできるセミナーに参加したり、新しい分野の勉強を始めると言ったことがあります。
自己啓発セミナーの類も一つだと思います。
それ以外にも、人脈づくりというのもあります。
幅広い人脈を持つことで、何かと有力な情報を共有できたり、有望な仕事を紹介してもらえたりと、将来の可能性が広がっていきます。
今の自分に投資をすることで、将来のお金の流入口を広げておくと考えられる人が、お金が貯まる体質になれるそうです。
「類は友を呼ぶ」のマインドの大切さとは?
どんな友人と付き合うか・・・、これは、私自身もとても大切なことだと痛感しています。
自分がどんなに前向きに頑張ろうと思っても、隣でマイナス発言を繰り返されると、一緒に気分が落ち込むのは想像がつくところ。
残念ながら、こうした方とのお付き合いは精神的にしんどいものです。
お金に対するポジティブな考え方も同じで、お金の使い方が上手な人はお金に複利の力を持たせる考え方も前向き。
そう言った人と一緒に行動をすることで、自然と自分の今のお金の使い方が是正されていきます。
ですから、お金の使い方上手な人とできるだけ接することも、お金を増やす体質になれるというわけです。
編集後記
なんだか「お金、お金」って言うのははしたないと言うか、日本人はタブーとして教育されてきたので、今でもこうして書き出すことに違和感があります。
でも、やっぱり長い人生を前向きに生きていくには少しでも余裕でありたいし、必要なことですよね。
ものすごいお金持ちになりたいと言うのではなくて、いつも「お金がない」と言って不安そうにしているよりは、何をするにもゆとりのある行動ができる程度には潤っていたいなと思う、今日この頃です。