新年度がはじまって、いよいよ今年は受験生!というお家も多いと思います。
一番とまどっているのは受験生本人だけど、母としてもまた、なんとかサポートできないかと躍起になってしまいそう。でも、主役の邪魔をしないように、受験生の力を最大限に発揮させてあげられる食事で、陰ながら応援したいですよね。
今回は、記憶力アップを狙った食べ物で作ったレシピが集中力まで高めてくれるという、嬉しい“副産物”つきのご紹介です。
しかも、お鍋1つで、調理時間はたったの10分。
我が家の受験生の「速攻食べたい!」の要求を満たすと、こんなレシピができました。
Contents
このレシピが生まれた3つの理由
一番の理由は「洗い物を出さない」です。
そして二番目は「時短料理」。
三番目が「記憶力アップ」。
・・・
本来、一番の理由が「記憶力アップ」だったはずが・・・。
何度も作っている内に、とうとう「洗い物を出さない」が一番にくるようになってしまいました。
もう、ここまで書くとなんてズボラな母親なんだろうと自分でも思うけど、否定はしません。
でも、やっと片付け物が終わった直後に、突然「お腹空いたぁ!なんか食べる物ない?」と言われると、また1からやり直し。けれど、必死に頭を使う受験生のエネルギー消費量は激しいので、思いのほかお腹を空かせやすいですよね。しかも、成長真っただ中の思春期です。
そんなときに、洗い物がほとんど出なくて、たった10分ほどで手軽に作れる。しかも、ボリュームがあって受験生のお腹をしっかりと満たしてくれるメニューがあれば、母もまた、ストレスフリーで受験生の応援を頑張れると思うのです。
そして何よりこのレシピに期待できる効果は、記憶力と集中力のアップ。
受験生の味方とも言えるべき、万能な食べ物なんです。
記憶力&集中力アップを狙った食べ物2点
1点目:鶏肉
鶏肉には、三大栄養素の1つであるタンパク質が豊富に含まれていて、筋肉や皮膚、爪など、身体自体をつくる大切な役割を果たしています。
それに、鶏肉は豚肉や牛肉に比べてカロリーが少ない上に、消化吸収率の良い食べ物。
メインの食材を鶏肉にして、食後のボーッとした時間を早く解消してしまいましょう。
また、鶏肉にはビタミンAが含まれているので、受験生には嬉しい眼精疲労の軽減も期待できます。目の疲れは集中力も奪ってしまうので、少しでも回避したいところですね。
2点目:チーズ
最近、脳の活性化の話しになるとよく話題にあがってくる「チーズ」。
記憶力アップの効果が期待できるということで、今人気を集めています。
とくに衝撃的な話題では、カマンベールチーズの白カビに認知症を予防する効果があると、某研究所と企業が発見したこと。
それほどまでに脳への活力が期待できるならと、我が家でも何かとチーズを使った食事を意識しています。
なんとなくチーズは脂肪分過多で高カロリーのイメージですが、実はチーズのほとんどの種類には、炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝を促すビタミンB群が含まれています。
また、チーズに含まれるタンパク質が満腹感を助長してくれるため、食べすぎを防ぐ効果も。
ここにご紹介するレシピの手順で作ると濃厚なソースのような味も出してくれるので、さらに満腹感がアップする、とても頼りがいのある食べ物なのです。
そして、やっぱり思春期の受験生に嬉しいのが、豊富に含まれるカルシウムですよね。
カルシウムは精神状態を安定させてイライラを解消してくれるので、思春期の身体や骨づくりだけでなく、集中力のアップまでも期待できるというわけです。
受験生応援!このレシピなら絶対だ!
このレシピのネーミングは『鶏もも肉のチーズ焼き』。
そのまんまですね。
なんと言っても手間をかけずに作るので、用意する食材もとてもシンプルです。
1.用意する食材/2人分
- 鶏もも肉 300g
- パプリカ(黄色) 3分の1程度
- ピーマン 1個
- ミニトマト 3個
- ナチュラルチーズ 適量
- 塩コショウ 少々
- ガーリックパウダー 少々
※油は使いません。
2.作り方/所要時間約10分
【『鶏もも肉のチーズ焼き』の作り方】
- 鶏もも肉を、火が通りやすいように、薄く一口大に切る。
- パプリカとピーマンは5mm幅くらいの千切りにする。
- ミニトマトは、4等分の串切りにする。
- 鶏もも肉をフライパンに敷き、塩コショウとガーリックパウダーを振る。
- 「2」と「3」とナチュラルチーズを彩りよくのせる。
- 蓋をして中火にかけて約5分。
鶏もも肉から出る油分で焼くので油は一切不要、途中でひっくり返す必要もありません。
ですから、あまり強火にかけると焦げ付くし、お肉も固くなってしまうので、火加減には気をつけてくださいね。
火にかける時間は、お肉の厚さに合わせて調整してください。
もしフライパンの焦げ付きが気になるなら、鶏もも肉の皮の面を下にして調理するといいですよ。
この調理方法だと、鶏肉の油分以外の油が不要で、お肉と野菜から出る水分とチーズだけのソースができあがるので、とても濃厚な味になるんです。見た目もピザのようですし、少し振りかけたガーリックパウダーが食欲もそそります。
お好みで、バジルソースやタバスコ、レモン果汁などをかけると味にパンチが効いて、一層おいしくいただけますよ。
3.カロリーを抑えたいときは?
もっとカロリーを抑えたいと思ったら、鶏もも肉をむね肉やササミに変えるのがおすすめです。皮付きと皮なしではカロリーが倍ほども違うので、ダイエット効果が大ですね。
体重が増えてボーッとして記憶力と集中力が落ちるくらいなら、健康的な体重を維持したいものです。
ただ、油分が少ない分、焦げ付きやすくなるので、先に250℃まで温めたオーブンで約10分ほど焼くといいですよ。
フライパンを利用するなら、お肉を置く前にオリーブオイルを少し使ってみてください。
4.手は抜いて受験生に愛情を注ぐコツ
ここまで手軽に調理ができれば、受験生を抱えて実は内心イライラの母としても余裕をもって受験生のお腹を満たしてあげられるかと思います。
でも、さらに手を抜きたいと思ったら、普通のフライパンではなく取っ手が取れるT-fal(ティファール)やダッチオーブンなど、そのまま出してもオシャレなお鍋にするという方法も。
こうなると、できあがった料理を乗せる大皿なる“洗い物”を、もう一つ減らせます!
家事はどこまでも手を抜いて、でも愛情の手は抜かずに母親業を頑張れると理想的ですよね。
受験生の母の本音トーク
本人には言えないけど、受験生を抱える母としても十分ストレスを感じるところ。
最近は、学校側も「まずは家庭から」と言って、何かと母親は受験対策の入り口に立たされます。日本社会の風潮なんだろうけど、それが重荷になって思春期の多感な子どもに感じ取られてしまわないよう、できるだけ家事はシンプルにしてストレスフリーで接したい・・・
と、キレイごとで閉じたいところではあるのだけど、やっぱりストレス溜まるんですよねー、母だって(笑)