反抗期の受験生と親が上手くやっていくコツ/娘と母親編

反抗期の受験生と親が上手くやっていくコツ/娘と母親編



反抗期に経験する高校受験は、子供の成長過程で一番自立心が芽生える、絶好のチャンスです。

今では、中学受験も当たり前の時代になってきました。中学から高校へのエスカレーター式には、大学進学に向けた安定的な勉強や部活動の維持などいろんなメリットがあります。
もう一方で、思春期真っただ中の反抗期に経験する高校受験は、人間形成という視点での大きなメリットが。

今回は、反抗期のど真ん中で高校受験を迎えた我が家での、娘と親との乗り切り体験をまとめてみました。

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なぜ反抗期の受験にメリットがあるのか?

この時期は、まだ親に頼らざるを得ないことが数多くありながら、でも親に甘えるのは意味もなく腹が立つ。反抗期に高校受験を迎えると、そんな葛藤と戦いながらも、大きく大人へと変わっていっているそうです。

見ているだけで意味もなくイラつく相手に、たとえば高校入学に向けた山ほどもある書類作成を頼まなければいけないことを想像してみると、たしかにお願いするのは億劫ですよね(笑)

そこを、自分の感情をグッと飲み込んで頼みにくるわけですから、我慢や依頼の仕方、相手の状況を伺う力など、反抗したくなる気持ちを抑えながらも、腹の立つ大人に対する駆け引きの知恵が巧みについていくのだと思います。


嘘も上手になるし、まだ子供の面影を存分に残しながらも言い訳は一流です。


そして思春期でもあるこの時期は、生体的にもやり場のないイライラ感が募るときでもあるので、本人なりにその発散の仕方も工夫をしていきます。

吐き出すことが思春期の受験生には大切

たとえば我が家の娘は、お一人様ノート”を書いていました。日記でもなく、ただ感じたことを文字にして吐き出して、気持ちをスッキリさせていたようです。

時々見せてくれましたよ。相当怒ってるなぁ・・・という、殴り書き同然のページもあれば、急に何かに感謝をしたくなったのか、天使が舞い降りたようなページもありました。

そのノートには、目標もよく書き出していました。
志望校や次のテストでは何点を取るかなど。

よく、目標は声に出したり紙に書いて見える場所に張っておくと、達成する確率が高くなると言いますが、これは本当だなと娘を見ていて勉強になりました。
「私、A高校に行くから」とサラサラと言っていた娘ですが、A高校を志望し始めたころにはかなり絶望的な状態で・・・。

これが言霊の力なのでしょうか。


思春期真っただ中の反抗期にはその気持ちをノートに吐き出すとスッキリする様子。


そして、そのノートには、当然ながら親への不満もツラツラと・・・、いえ、むしろ親への不満が一番多いのではないかという内容なので、読んでいて腹が立ちますよ、私も(笑)


けれど、自分からノートを見せたり、いつでも親が見ることのできる場所に置いてあったりするので、受験勉強への不満や親への反抗と葛藤する娘の思いを、リアルタイムで理解する機会をもらえていたと思います。

なぜ反抗期の娘が親に日記を見せるのか?

娘の“お一人様ノート”の、ある意味「見せ合いっこ」は、小学生時代に我が家でよく交わしていた交換日記にコツがあったのかもしれないと思っています。何気に始めたことだったのですが、共働きの我が家で娘が帰宅したときに、誰もいないのを交換日記でカバーしていました。


「お友達と何をして遊びましたか?」

「今日は大好きな水泳の日でしたね。いっぱい楽しめましたか?」

「今日のママのランチはパスタの予定です。あなたの給食は何でしたか?ここに絵を描いてみてね。」


などと質問を入れることで、娘も日記を書きやすかったようです。

もし、今小学生のお子さんをお持ちなら、近い将来すぐにやってくる思春期&反抗期に備えて、交換日記を始めてみてはいかがでしょうか。将来の反抗期対策だけでなく、その時々の思い出にもなるのでとてもおすすめです。

反抗期の受験生に興味を合わせると楽チン

受験生はやっぱり気分転換をはかりたい気持ちが大きいようで、何かとショッピングにもよく誘われました。ショッピングだなんて、女子ですよね。

あまりお金を使わないように古本屋へ行ってみたり、100円ショップを巡ったりして誤魔化すことが多かったのですが、これで十分満足していた様子。


ストレスが溜まる受験生に親が興味を合わせると、付き合いが楽になる。


そのほかには、丁度ダイエットにものすごく関心があったときなので、受験勉強の合間にウォーキングへ出かけてみたり、カロリーの低いヘルシー料理を一緒に作ってみたりしました。

高校受験生となる頃の思春期は、夜の外出に興味を示し始めるときでもあります。ですので、夜道をウォーキングするのは楽しかったようですし、なんと言っても身体を動かすことが一番気分をリフレッシュできたようです。

プレゼント効果はデメリット?

娘が高校受験の時期は、私もいろんなブログや本を読んで、みなさんがどんな風に難しい思春期&反抗期のお子さんと向き合っているのか参考にさせていただきました。

その中で、教育専門家の方のアドバイスにはプレゼント効果は使わない方がいいという意見が多かったのですが、これに関しては、「我が家は我が家」と割り切りました。

ただし、何かを買い与えるということではなく、絶対に失敗できない目標をクリアするたびに夕食を豪華にしたり、デザートにちょっと素敵なケーキを用意したりと、“ちょっとだけプレゼント”をチラつかせる感じでしょうか。

娘自身も、「目の前にニンジンがあったら走っちゃうタイプ」だと言ってましたけど。

受験が終わったあとも“ちょっとだけプレゼント”をねだってくるかと少し心配でしたが、それはその後もまったくないですね。


そして、最終的に志望校に合格した暁には、ずっと欲しがっていた“スマホGET”というビッグプレゼントもきちんと掲げておきましたよ。受験が終わった後とは言えまだ中学生だったので、もちろん使用ルールは明確に決めましたけど。

それを守らなければ、容赦なくガラケーに降格です。スマホよ、さようなら。

ストレス過多になる受験生なら尚更陥りやすいスマホ依存症。親としてできる対処法をご紹介しています。

では我が家は上手くいっているのか?

また今年の受験ピークがすぐにやってきますね。ここにご紹介した方法が、思春期&反抗期の受験生を迎えるお家の参考になれば幸いです。

でも、親としてどう接したのかをこうして客観的に書けるのも、やっぱり娘の成長のおかげ。ブログにするとなんだか平和に事なきを得たような雰囲気を醸し出していますが、実際には壮絶なやり取りをした日もあります。


子供との試練を一緒に乗り越えることで、親もまた1つ大人になれると考えている。


もちろん、高校生になったとは言え、まだまだ思春期真っただ中の反抗期なので、バトルは現在進行形。

受験生のいる家庭って、やっぱりどこか空気が違いますよね。それも、思春期&反抗期ともなれば苦悩は二重。こうして子供との試練を一緒に乗り越えることで自分もまた1つ大人になれるんだ、と毎日自分に言い聞かせて、今日も奮闘しています!

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