
大規模な地震にまた見舞われる可能性が近いと言われ続けている関東ですが、今や豪雪に竜巻に噴火にと、何かしらの災害が日本中で起こるようになってしまいました。そして、これから暑くなる季節にはゲリラ豪雨が増えてきて、土砂災害の心配も・・・。
関東地方に住んでいると関東大震災に備えた防災意識の高い人が多い気がしますが、意外とペットの防災対策や防災グッズまでは気が回っていないケースがあるようです。
そこで今回は、東日本大震災をきっかけに、我が家が取り組み始めた愛犬の防災対策をご紹介します。
Contents
常に身に着けたい愛犬の防災グッズとは?
飼い主さんとしての常識とも言える迷子札です。
2014年の夏に、広島県の安佐南区で大規模な土砂災害があったときに、迷子になったワンコが隣の区で無事に保護され、付けていた迷子札によってすぐに飼い主さんと連絡が取れたニュースを見ました。
この一件は、奇跡的な早さだったようです。
我が家の愛犬も迷子札は持っていましたが、名前が印刷されたものを、外出するときにだけ付けていました。けれど、このときのニュースをきっかけに、改めて携帯番号と名前を刻印した迷子札を作り直して、自宅にいるときにも付けるようにしています。
多くの飼い主さんは、愛犬にいつも迷子札を身に付けさせているかと思いますが、もし名前が薄く消えかけていたり、出かけるときにだけ使用しているなら、被災後に飼い主さんとはぐれることも想定して、見直してみることをおすすめします。
防災対策に用意すべき最低限のグッズとは?
我が家では、人間用と愛犬用の防災対策グッズを一緒にして、一次避難用品と二次避難用品に分けてリュックに詰め込んで置いています。厳密には、この中に小鳥用とハムスター用の餌も入っていますが・・・。

被災の直後は、取り敢えず一次避難グッズだけを背負って出られるように、そして災害が落ち着いて一旦帰宅が可能になったときには、二次避難グッズを使えるようにしてあります。
1.一次避難用の防災グッズ
- 保存食
- 飲料水
- 紙皿
- トイレシーツ
- エチケット袋
- ウェットティッシュ
- 虫除けスプレー
- 使い慣れたタオル
- 予備のリード
- 予備の靴下
※一次避難用の防災グッズは、1週間分を目安に用意しています。
2.二次避難用の防災グッズ
- 保存食
- 飲料水
- フィラリアの薬
- 紙皿とフードボウル
- トイレシーツ
- エチケット袋
- 予備の靴下
- 消臭スプレー
- 水のいらないシャンプー
- ブラシ
- 犬用歯ブラシ
- 防寒具
- クレート
実際にあった災害時の愛犬のトラブルは?
愛犬の防災対策を考えるときに、ありがたくもまだ被災の経験がないうちは、なかなか想定をしにくいものですよね。そこで、ニュースなどでよく聞く体験談をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
1.被災直後に起こりやすいトラブル
- 出口を確保するために玄関ドアを開けたら、怯えていた愛犬が道路に飛び出した。
- 外出先で被災して、驚いた愛犬が逃走して迷子になった。
- ガラスの破片や瓦礫が散乱する自宅や道路で、肉球を傷つけた。
2.避難先で起こりやすいトラブル
- 怯えた愛犬の遠吠えがおさまらなかった。
- 他のワンコと一緒に、狭い場所で過ごさなければいけなかった。
- 避難場所が室内なので、ケージを使用しなければいけなかった。

日頃からできる愛犬の簡単な防災訓練
人間と言葉を交わせない愛犬にとって、いざと言うときはパニックを起こしやすく、また落ち着かせるのも大変です。
けれど、被災したときのパニックをできるだけ軽減できる訓練方法が、日常生活の中にありました。その多くは、ワンコの好きな行動にあてはめることができます。
1.おやつタイムを利用
クレートに慣れさせる
使い慣れた小さな空間は愛犬の気持ちを落ち着かせるのに役立つし、避難時にクレートの中で生活しなければいけないことを想定すると、日頃から慣れておきたいところですね。
クレートが苦手なときはおやつタイムを利用するなどして、クレートの中が大好きな空間になるようにしてあげます。
2.お散歩タイムを利用
避難経路に慣れさせる
いつものお散歩コースに、実際の避難経路を取り入れます。
被災時に、普段とは違う雰囲気で初めての道を歩くよりも、できるだけ日頃から通り慣れた道を移動してあげるほうが愛犬も落ち着きます。
また避難経路は、途中の道に障害物があって通れないことを想定して、何通りかを用意しておきます。
靴に慣れさせる
とても大切なのが靴を履いて出ること。
道路に瓦礫やガラスの破片が散乱している場合、裸足のままでは怪我をしてしまいます。ワンコは四肢に触れられるのを嫌う傾向にあるので、日頃から足先を何かで包まれることに慣れさせておくという意味でも、普段のお散歩タイムで靴や靴下を履かせます。
最近は、夏のアスファルトの高温が問題にもなっていますね。お散歩時に肉球を火傷から守るためにも、靴を履くのはおすすめです。
3.お遊びタイムを利用
呼び寄せに応じるようにする
お気に入りのオモチャやおやつをご褒美に使った遊びを通して、日頃から飼い主さんが呼んだらすぐに来る訓練をしておきます。
いざという時に呼び戻すことで愛犬を救える可能性が高まるので、普段から飼い主さんの呼び寄せに、すぐに反応できるようにしてあげます。
社会性を身につける
人や他のワンコに慣れておくことも大切ですね。公園などの公共の場では、周りのコミュニティーを積極的に利用することをおすすめします。
避難場所では狭いところで長時間待機しなければいけないことも想定して、近くに他のワンコがいても落ち着いていられるようにしてあげるといいと思います。
愛犬の命を守るのは
被災したときに一番大切になってくるのが、愛犬が飼い主さんの呼び寄せにすぐに応じることだそうです。
災害の瞬間でも避難場所での過ごし方でも、愛犬がパニックを起こしたときに呼び止めることができたら、事故やトラブルを未然に防ぐ確率がグッとあがります。
他人への迷惑を回避するだけでなく愛犬の大切な命をも守ると思うと、日頃からしっかりと躾をしておくことが、一番の防災対策なのかもしれないですね。