コタキナバルが大自然の島だと言っても、魚影豊かなビーチでシュノーケルを愉しもうと思ったら、やはり近隣島に渡る必要があります。
けれど、船で15分ほどの沖合なので、簡単に日帰り可能。それに、途中で見えるマレーシア最高峰のキナバル山脈は、この海上から見るのが一番見応えがあるのではないでしょうか?
今回は、野生の動物も平然とビーチに登場する驚きの『サピ島』での、時計がいらない時間をご紹介します。美しいサンゴ礁は、言うまでもなく折り紙付きです。
Contents
神々しいキナバル山を拝む絶景のポイントは?
マレーシア最高峰と言われている標高 4,095mのキナバル山脈は、コタキナバルのサバ州にあります。2000年12月に、マレーシアで初めて世界自然遺産に登録され、太古から手つかずの大自然が残る山中だけでなく、麓のジャングル散策でも存分に熱帯雨林の動植物を楽しめることで人気です。
こちらが、コタキナバルからサピ島へ渡る船上から見えたキナバル山です。
先住民族にとって精霊が宿る聖地とされているだけあって、生半可な心持ちの人間の入山は許さない荘厳な姿。
場所によってはコタキナバルの中心部からも時おり見えるのですが、近隣の島へ移動する船からの景色が、最も美しく壮大に見えるのではないかと思います。
これがビーチ?サピ島の驚くべき大自然とは?
(1)ビーチで出会った体長1.5mの〇〇
正解は『オオトカゲ』!
そんなのがビーチにいるの?と思われるかもしれませんが、いるんです。
どこに出没するかなどのアナウンスがなかったので、最初に見たときは自分の目を疑いましたよ。普通にビーチを移動していました。
しかも、木の根っこに同化していて、驚かせるのが上手!
このオオトカゲは島に生息している野生の“ミズオオトカゲ”で、珍しい種類だとか。かなりの高確率で出会えるようです。風貌は強面ですが人を襲うことはないようで、とても穏やかな性格のようでしたよ。
海好きであちこち行きますが、ビーチで爬虫類を見たのは初めて。そのほかに、ここでは野生のサルにも出会えるそうです。
さすが、熱帯の大自然が相手のコタキナバル。
ビーチでも、観光客を退屈させません。
(2)初めて自分の目で見た海中の〇〇
正解は、『シャコ貝』!
別にそんなに遠出をしたわけではないんです。ビーチからシュノーケルでほんの5分ほど沖合に進んだ海底に、突如、口を開けているシャコ貝に出会ったんです。
潜れば手が届くほどの浅瀬。多分、水深7~8mほどではないでしょうか?
もちろん、そんなことをして手や足を挟まれたら一巻の終わり。溺れてしまうので近づかないけど、水中は物を巨大に見せるので、さらに立派に見えたシャコ貝に大はしゃぎでした!
サピ島への行き方
時間に余裕があれば、海外旅行はやっぱり自力で移動するのが楽しい。けれど、日本人特有の短期間旅行なら、便利なツアーもありですね。
予算を取るか時間と安全を買うかは、個人の旅行スケジュールに合わせて選んでみてください。
(1)最低予算の自力コース
今回、私たちが宿泊したグランディスホテルの隣りにある「ジェッセルトンポイント」からは、近隣の島へのボートが朝8時半から夕方5時までの間で就航しているようです。
複数の船会社が運航していて、金額がそれぞれ異なるようですが、安ければ大人1人往復20RM(リンギット)で行って帰れます。
ただ、人数が集まらないと出航しないこともあるようなので、チケット売り場で船会社の情報を収集した後に購入するほうが良さそうです。
(2)確実にサピ島到着!低予算ツアー
今回の私たちのコタキナバル旅行も4泊5日と期間が短いので、1時間でも時間をロスするわけにはいかないのです。
ということで、個人で行くよりは高いけど、低予算ながら確実にサピ島入りできるツアーを利用しました。
この度も、VELTRAさんにお世話になりました。大人1人240RMの予算で、日本円にすると約6,240円(2017.3.14時点)には、下記が含まれていました。
- ランチ
- シュノーケル一式
- 日本語ガイド
サピ島はトイレや更衣室に少々難ありの、まだ施設が整いきっていないようなビーチなので、当然ロッカーも不十分です。けれど、ツアーを利用すると、シュノーケリング中の貴重品はガイドさんが預かってくれるので安心。
季節によっては、かなりの観光客が増えるようなので、貴重品の管理は気をつけてくださいね。
サピ島のちょっと不便情報
実は、先にも書いたように、トレイや更衣室がお世辞にもキレイとは言えません。場所によっては、シャワー室と更衣室がトイレの隣りにあるような位置関係で、ちょっと足元が気持ち悪い個室もあります。
また、シャワー室と更衣室が一緒になっているので、一人の着替えに時間がかかって、船の復路時間ギリギリに着替えるのは困難。早めに行動した方が得策です。
行きも、ぜひ水着は着て行ってくださいね。
現地プチ情報
予算が云々に関係なく、サピ島はツアーを利用した方が賢明だと感じます。と言うのも、シーズンによってはものすごく混むようなので、サピ島に到着してからもガイドさんのヘルプはとても助かります。
特に、最近になって中国系と韓国系の人たちが急増したようなので、彼らの祝日をチェックして行くのもポイントかもしれないですね。