今、日本からの観光客が急増しているという、ベトナム中部にある世界遺産ホイアンの旧市街。一度、行ってみたいなと情報収集すればするほど、ホイアンでは数日滞在して、美しい旧市街の街に住む楽しみを味わいたいと思うようになりました。
そのためには、ホイアン旧市街へのアクセスがよく、格安で快適なホテルを予約しなければ。
そんな目線で、今回のホイアン観光のためのホテル探しを始めたところ、帰国した今でもリピートしたいと思えるヴィラを見つけたのでご紹介します。
Contents
ホイアン旧市街周辺のホテル事情
古都ホイアンをまるでホームタウンのように気軽に散策するには、まずは自分がホイアン旧市街に住んでいる感覚になりたいと思いました。
そのために、快適で格安のホテルを探すことに。けれど、探していくうちにホイアンが小さい街ながらも、宿泊施設が多いことに驚かされました。
お気に入りのホテルを探すのが、もう本当に大変。。。
さて、世界遺産ホイアンの旧市街へは、自転車を除く車両の乗り入れが禁止されています。
ベトナム国民の足であるバイクは、時間制限を設けてはあるものの、やはり日中の乗り入れは禁止されているんです。
ですから、午後から夜遅くまでは、旧市街の中は歩行者天国。そのため、旧市街へはタクシーでの乗り入れも難しいので歩くしかなく、旧市街の中心に近ければ近いほど、ホテルの料金が高くなる傾向にあります。
もちろん、その他にリゾート系ホテルだと当然高くなりますし、施設内容やスタッフの人数など、ホテルの規模にも料金は左右されていきます。
けれど、一番の料金の違いは、ホイアン旧市街地までが徒歩圏内か否かと言ったところです。
そんな中で、一人旅で訪れていた私が世界遺産ホイアンの滞在に選んだのが、旧市街の中心地から徒歩で15分ほど離れた、ホームステイのようでありながらも、部屋がヴィラになったタイプ。
最初は少し遠いかなと思いましたが、実はまったく不自由はないし、むしろ快適すぎる宿泊施設でした。
一人旅に選んだホテルはココ!
選びに選んだ結果、ホイアンでの4日間の滞在に決めた宿泊先ホテル名が、『トゥエ・タム・ガーデン・ヴィラ(Tue Tam Garden Villa)』。
かなりこじんまりとした雰囲気ですが、どちらかと言うとホームステイができる宿泊施設だと思っていただければと思います。
ホイアンのホテル探しをする内に、旧市街を観光するために宿泊する人たちの多くが、トゥエタムガーデンヴィラのような小規模なタイプに滞在することに気づきました。
その多くの宿泊施設は、ホイアンの中でもかなり大きな一軒家で、ほとんどが「ホームステイ」を名乗っているんです。
正直、こうした看板を掲げている宿泊施設は、かなり裕福なご家庭が多いように見えましたし、実際に使われている調度品などは重厚感に溢れています。
【ホイアン旧市街近郊で高級住宅街のような一角に建つトゥエタムガーデンヴィラ】
しかも、トゥエタムガーデンヴィラはレセプションなどがある母屋とは別棟になったヴィラタイプの客室。これが、リゾート感を十分に醸しだしています。
とくに、今回の私の旅は一人旅だったこともあって、トゥエタムガーデンヴィラがアットホームで他の旅行者との情報交換もしやすく、それでいてプライベートを大切にできる空間であることが嬉しいホテルでした。
トゥエタムガーデンヴィラの人気度は?
ホイアンの後、私はもう一度ホーチミン入りをして旅を続けたのですが、そこで出会った日本人旅行客がこれからホイアンに行くのにまだホテルを予約していないということだったので、トゥエタムガーデンヴィラを紹介したんですね。
そこで、部屋に空きがあるか予約サイトで確認をすると、他の宿泊施設は空いているのに、なんとトゥエタムガーデンヴィラは3日先まで満室に。
やはり、クチコミ満足度が高いので、人気があるホテルだと言えます。
ここが安心!トゥエタムガーデンヴィラ
1.2017年トラベラーズチョイス受賞
世界中のホテルや観光情報が集まるトリップアドバイザーサイトで、最も栄誉あるアワードの受賞をしていらっしゃいました。
毎年、何百万人もの会員によるクチコミの満足度などに基づいて、授与されるそうです。
【気さくでフットワークの軽い親切なオーナーさん】
2.英語力に問題なし
オーナーのご夫婦ともに、英語を話していらっしゃいました。
日本語はまったく通じませんが、日本以上に英語の普及が遅いベトナムの中で田舎町ホイアンにありながら、ここまで英語が通じることに驚きです。
3.いつも誰かがフロントにいる
レセプションコーナーには、必ず誰かの気配があります。
夜遅く帰宅をしても、「おかえり!」と言わんばかりの笑顔で迎えてもらえると、とにかく気持ちがホッコリとして嬉しいですね。
帰宅後でも翌朝のことを相談しやすいので、とても安心です。
トゥエタムガーデンヴィラの特徴
1.周囲が静かで癒し効果が抜群
旧市街から少し離れた住宅街の一角にあるので、とにかく周りが静か。
リゾート系や大規模なホテルだと、24時間ザワザワした感じがぬぐえませんが、トゥエタムガーデンヴィラは落ち着いた雰囲気の中で過ごしたい旅行者には最適です。
おかげで、夜もぐっすり安眠できました。
2.格安なのにロケーションが最高
ホイアンの旧市街から徒歩約15分とは言っても、自転車を貸してもらえるうえに、旧市街のメイン通りの1つである「レロイ通り」までが1本道なので、まず迷子になる心配はなし。
しかも、旧市街とホテルの間を何度か往復しましたが、道中の地元の方々の生活なども垣間見ることができて面白いので、15分近くも歩いている感覚がありません。
ちなみに、ホイアンの旧市街までは、自転車だと5分もかかりませんでした。
3.観光ツアーが半額
英語ガイドのツアーになるのですが、トゥエタムガーデンヴィラで予約をすると、通常の価格の半額で利用できました。
今回、五行山(マーブルマウンテン)に行く予定はなかったのですが、あまりの格安ぶりに思わず予約。
現地のツアーデスクで予約をすると500,000ドンの五行山観光ツアーが、トゥエタムガーデンヴィラのオーナーにお願いすると250,000ドン(約1,250円または$12)になりました。
しかも、午前中に五行山を観光して、昼食付きのうえに午後はモンキーマウンテンまで巡るという、ほぼ一日の観光プラン。
その他にもいろいろとツアーが用意されていたので、ぜひオーナーに相談してみることをオススメします。
トゥエタムガーデンヴィラの設備情報
1.アメニティー
残念ながら、ホームステイにかなり近いので、アメニティーはあまり充実しているとは言えません。
歯ブラシと石鹸はありましたが、シャンプー&リンスやボディーソープなどは、自分のお気に入りを持参したほうがいいですね。
また、ティッシュペーパーがなかったので、必要ならば多めに持って行くといいですよ。
トイレットペーパーは用意されていたので、ご心配なく。
2.排水やシャワーの水圧
バスタブはなくて、シャワーのみになります。
若干、排水の速度が遅いのですが、気にならない程度だと思います。
水圧は完璧!とても快適でした。
3.リネングッズ
バスタオルなどは用意してあり、毎日取り換えてもらえます。
ドライヤーもあります。
4.ランドリーサービス
洗濯物1kgで150,000ドン(約750円)だと言ってらっしゃいました。
宿泊費用から考えるとちょっと割高には思えるのですが、ホイアン入りする前のホーチミンで使った厚手の洗濯物を、トゥエタムガーデンヴィラでお願いしました。
ただ、少し記憶が曖昧なので、もしかすると料金が若干違うかもしれません。
ホイアンの8月の気候は乾期でカラッとしているのか、わりと簡単に洗濯物が乾きます。薄手のワンピースやTシャツ程度だと、夕方に洗って浴室にぶら下げておくと、夜にはもう半分以上乾いている状態。
翌朝には使うことができるほど乾きが早いので、こうした薄手のものなどは部屋で洗うと良いと思います。そのためにも、ハンガーを少し持参すると便利ですね。
5.冷蔵庫
中型サイズの冷蔵庫で、自分で買ってきたものを入れることができるようになっています。
もちろん、最初から何本かの飲み物が用意されているので、有料ですけど飲んでも問題ありません。
6. Wi-Fi
メチャクチャ快適です。使用していてストレスを感じることが、まったくありませんでした。
7.ダナン国際空港との送迎
ベトナムのタクシーは正直あまり信用ができないので、ホイアンでもホテルの送迎を予約しました。片道300,000ドン(約1,500円)なのですが、予約をして正解だと思ってます。
ダナン国際空港からホイアンまでは、片道の所要時間が50分ほどと少し距離があります。
大きなホテルなら、ダナンから出発するタクシーのドライバーにも場所がすぐに分かるかもしれませんが、トゥエタムガーデンヴィラのような旧市街から少し離れた一軒家だと、もしかするとドライバーには分かりづらいかもしれません。
しかも、流しのタクシーの方が、恐らく割高です。片道2,000円くらいする情報もあったので、安心安全で、しかもノンストレスでホテルまで行けるトゥエタムガーデンヴィラの専用送迎を予約することを、ぜひオススメします。
さらに、専用送迎で嬉しかったこと。それは、ドライバーさんがとても気遣いのできる方だったということ。
途中の景色が綺麗で思わず写真をパシャパシャ撮っていると、速度を落としてくれるんですね。しかも、観光のメインどころになる場所では、わざわざ車を止めてもくれました。
英語は話せない方のようでしたけど、なんとかこちらの意図をくみ取ろうと頑張ってくれるし、とても快適でしたよ。
トゥエタムガーデンヴィラの宿泊費用
Booking.comからの予約では、私はなんと3泊で6,729円(税金&サービス料金込み・朝食抜き)で予約できました。1泊に換算すると、2,243円です。
その他、ダナン国際空港からの送迎が、片道300,000ドン(約1,500円)。
先ほどご紹介した、トリップアドバイザーサイトからの予約だと、日程によっては1泊1,500円前後などとかなり安値になる日もあるようなので、トリバゴなどを駆使して探してみるのもオススメです。
いずれにしてもトゥエタムガーデンヴィラ(Tue Tam Garden Villa)は、数日間ホイアンに滞在するにはあまりに格安で、しかも快適なホテルであること間違いなしです。
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トゥエタムガーデンヴィラ予約時の注意
前述のように、トゥエタムガーデンヴィラはBooking.comから予約したのですが、このサイトからは朝食がオプションで申し込むことになっていました。
もし、トゥエタムガーデンヴィラに予約することに決めた場合で朝食が必要ならば、別途申し込みをすることになるか、または宿泊料金に含まれているかを確認すると良いと思います。
利用する予約サイトによって違う可能性があるので、ここにご紹介しておきますね。
ご参考までに、Booking.comからの予約では、朝食代金が「$2(約220円)/1朝食」となっていました。
朝食のメニューにはいくつかレパートリーがあって、フランスパンや目玉焼きを選ぶこともできますし、数日間滞在しても飽きのこないような工夫がされているので安心です。
絶対オススメのベトナムコーヒー
実は、トゥエタムガーデンヴィラのベトナムコーヒーがメチャクチャ美味しいんです。
ベトナムコーヒー自体が濃い傾向にあり、トゥエタムガーデンヴィラのコーヒーも同様なのですが、朝から飲むと元気が出て気合が入るような、パンチの効いた味をしています。
ビビビ!と、脳が目覚める感じでしょうか(笑)
ちなみに、氷がたっぷり入ったアイスコーヒーが出てくるのですが、そのままいただいてもお腹の調子を崩すことはありませんでした。
個人差があるかもしれないので、最初は様子を見ながらどうぞ。
このコーヒーは朝食に出されるのですが、これ一杯でも$2の価値がある美味しさです。
そう考えると、朝食の$2は激安ですね。
トゥエタムガーデンヴィラのアクセス情報
【住所】
43 Nguyen Truong To St. Hoi An City-Quang Nam
【電話番号】
+84.0235.3863.403(英語)
+84.0905.137.587(英語)
+84.0914.246.858(ベトナム語)
【E-mail】
homestaytuetam@gmail.com
info@tuetamgardenvilla.com
【リノベーション情報-2019.11.20追記】
最近、トゥエタムガーデンヴィラ(Tue Tam Garden Villa)はリノベーションしたようです。
以前の古き良き雰囲気を残したまま改装された部屋は快適そう。
また、庭にはプールができているようで、子供連れにも人気がでそうですね。
ホイアン1泊旅行にオススメのホテルは?
ホイアンをちょっとだけ観光してみたいという人向けには、国際空港があるリゾート地ダナンに滞在しながら、ホイアンへ日帰りで観光するタイプと、1泊でホイアン入りするタイプなどのプランが充実しています。
ダナン中心部からホイアンまでは、車での所要時間が40分ほど。ですので、ダナンに宿泊する観光客は気軽にホイアンまで足を伸ばすことができるんです。
そんな、ちょっとホイアンのランタンを見てみたいという観光には、やはり世界遺産の旧市街に激近の宿泊施設が便利。
そこでオススメなのがホテルヒストリックです。
ホテルヒストリックは、旧市街から大通りを挟んですぐの位置に建っているので、中心部までも徒歩で5分ほど。中庭には屋外プールがあったり、オープンテラスのレストランもある、大きなホテルです。
しかも、何かとツアーのピックアップの集合場所としても指定されているので便利です。
もし、1泊程のホイアン観光ならば、ホテルヒストリックのような立地のホテルを選ぶと良いと思います。
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編集後記
今回のホイアン入りでは、すでに宿泊先をトゥエ・タム・ガーデン・ヴィラに決めて、クチコミなどでホテルの雰囲気を確認していたので、日本の抹茶飴をお土産に持参してみました。
喜んでいただけた様子がとても嬉しかったですし、もともとフレンドリーなオーナーさんが、一層気軽に話しかけてきてくれた気がします。
こうした、ちょっとしたコミュニケーションを楽しめるのも、規模の小さなホテルならではなのかもしれないですね。