お風呂パッキン交換って業者に依頼すると高いし、でも剥がれかけたパッキンやゴムの黒カビはなんとかしたい・・・。
そんな葛藤の中、たまたまお願いした給湯器の交換プロに、簡単で安くすむお風呂パッキン交換の技を教えてもらいました!
材料費だけでパッキンの張り替えができるので、お財布も大喜び。
今回は、初めてお風呂パッキン交換にチャレンジした、我が家のでき栄えをブログでご紹介します。
Contents
お風呂パッキン交換の費用と使用量は?
1.パッキン交換にかかる費用
お風呂パッキン交換をプロにお願いすると、作業費がとても高くつきます。自宅に来てもらうだけでも、数千円は当たり前。
けれど、自分で交換するとなると、材料費だけで済みます。
そのお風呂パッキン交換用の材料は、我が家では『バスボンドQ』をホームセンターで買ってきて使用しました。
そのお値段は、50ml入りで348円。
パッキンを張り替えるのに必要なグッズは、溶剤である目地セメント以外に、マスキングテープとヘラが必要なのですが、それらが全部入ってこのお値段です。
恐らく、お風呂パッキン交換のプロにお願いする相場の、30分の1くらいで出来るのではないでしょうか?
プロの業者さんにお願いするのは、やっぱり仕上がりの良さと自分の時間を確保するというメリットがありますね。
どちらを選ぶかは、費用で決めると良いと思います。
ちなみに、このバスボンドQの目地セメントには防カビ剤が入っていると言うことで、お風呂パッキン交換をしてもう一年近く経過しますが、ゴムの部分に黒カビが出てくることは、今のところありません。
その様子は、このブログの「交換したお風呂パッキンの1年半後の状態」に追記したので、良かったら参考にしてみてくださいね。
それから、我が家では白色を使用しましたが、バスボンドQにはアイボリーやグレーにブラックなど、全部で5色あるので、お風呂の色合いに合わせて選ぶこともできました。
2.パッキン交換に使用した量
今回、我が家がパッキンを張り替えた場所は、お風呂の小物置き場である台が取り付けられた部分。
全長にして、200cm分くらいです。
それに対して、目地セメント50ml入りのバスボンドQを買って、4分の1程度の溶剤が残りました。
ですので、2メートルの長さに対してだと、最低でも40mlくらいは用意しておいた方が良いかもしれません。
こちらもご参考までに、バスボンドQ(50ml入り)の使用量目安には、「本品1本で1.8m使用可能(幅5mm×深さ5mmの場合)」と記載されています。
お風呂パッキン交換で一番大変な作業は?
実は、お風呂パッキン交換で一番大変だったのが、古いお風呂パッキンを剥がす作業でした。
古くなっていて朽ちているのか、一気に剥がれる部分がほとんどない・・・。
剥がれないところはカッターナイフで切り込みを入れながら、ちょっとずつ地道に剥がしていきました。
最初から大変な作業に出くわしたので、本当に最後まで仕上げることができるのかと心が折れそうになりましたが、そこは大丈夫!
新しいお風呂パッキンを貼るのは、剥がす作業に比べるととても簡単でした。
お風呂パッキン交換の手順は意外と簡単!
それでは、お風呂パッキン交換を始めてみましょう。ボンドを使用するので、お風呂場の換気扇を回して、しっかり換気してくださいね。
1.古いお風呂パッキンを剥がす
まずは、カッターナイフなどを使って、根気よく古いお風呂パッキンを剥がしていきます。
お風呂パッキンの下まで、黒カビに浸食されているのには驚きです。
黒カビがひどい場合は、お風呂パッキンを剥がして屑を取り除いた後に、一旦カビキラーなどでカビ対策をしておくとよいと思います。
ただ、その後に目地セメントを塗るときには、しっかり乾いた状態で塗布していってください。
2.マスキングテープを貼る
目地セメントを塗布する箇所が濡れていないことを確認して、セメントを流し込む箇所の両端にマスキングテープを貼っていきます。
目地の幅と同じ幅の隙間を、マスキングテープ同士の間に取っておきます。
マスキングテープが弛んでいたり曲がったりしていると、目地セメントがはみ出すので、まっすぐに貼るのが綺麗に仕上げるコツです。
3.目地セメントを付ける
マスキングテープの間に添って、チューブの先端を押し付けながら目地セメントを付けていきます。
4.目地セメントをヘラで均す
付属のヘラで、目地セメントが均一になるように均していきます。目地セメントが乾かないうちに、ヘラで仕上げていくのがコツです。
5.マスキングテープを剥がす
目地セメントを均したら、乾かないうちにすぐにマスキングテープを剥がします。そのまま、半日以上放置して乾かします。
プロから聞いたパッキン張り替え時のコツ
素人がお風呂パッキン交換に初トライするときには、おどおどするが為に溶剤である目地セメントをちょっとずつ付けてしまう傾向にあります。
・・・が、最初からたっぷりと出した方がいいとのこと。
ただし、両側に貼り付けたマスキングテープからはみ出すと後が面倒。ですので、マスキングテープからは出ない程度に、けれどたっぷりと塗布していきます。
また、目地セメントを塗布している途中に、最初に付けたあたりが均す前に乾き始めてしまうのもNG。プロのように、大胆に素早く目地セメントを出していくのがいいそうです。
交換中に気づいたキレイに仕上げるコツ3点
1.途中で区切らないようにヘラを使う
ヘラで目地セメントを均すときは、途中でヘラを止めないようにしていく方がキレイに仕上がります。
何度も同じ個所にヘラをあてると小さな段差ができてしまうので、一気にヘラを移動させるのがおすすめです。
2.台を動かさない
我が家のような箇所のお風呂パッキンを交換するときには、小物置き場の台を押したりしないようにしてください。
少しの台の動きでも目地セメントが盛り上がってしまい、盛り上がった部分は元に戻すことができなくなります。
3.乾くまで絶対に触らない
当然ではありますが、乾くまでは絶対に触らないようにしましょう。
簡単に指紋が付くし、次に交換するまではクッキリと跡が残ってしまいます。キレイに張り替えたばかりのパッキンに残るムダな跡は、かなり目立ちます。
張り替えたばかりのお風呂パッキンは、今までの黒カビが一掃されてとてもキレイ。だから、ついつい触ってみたくもなるんですけどね・・・。でも、それはやめておきましょう(笑)
交換したお風呂パッキンの1年半後の状態
やっぱり、その後どうなったかが気になりますよね?
こちらは、お風呂パッキン交換後、約1年半を経過した状態のものです。
素人がパッキン交換したわりには、キレイに維持できていると思います。
しかも、カビがきていません!
今後も我が家では、ホームセンターなどで材料を買って、自分でパッキン交換する程度で十分かなと思っています。
プロのお風呂パッキン交換業者さん、お仕事を奪っちゃってごめんなさい。
(2019.11.15追記)
交換したお風呂パッキンの約4年後の状態
あれから4年弱(笑)
ふと気づいたので、その後の経過を載せておこうと思いました。
こちらが、2018年8月に交換したお風呂パッキンのその後。
特にお水がよく付着する部分は、さすがに劣化が激しくなってきました。
そしてこちらが、端っこの方のお水に触れることが少ない場所です。
そろそろ、お風呂パッキンを新しく張り替えたい頃ですね。
今年の年末大掃除では、また頑張ってみようかなと思います。
(2022.6.17追記)
編集後記
初めてのお風呂パッキン交換でも、このでき栄え!これからは、自分でできることが分かったので、交換をしていくうちに、お風呂パッキン交換の技を磨いていきたいと思います。
本当に安くできるので、一度はチャレンジしてみた方が良いかも。
お風呂パッキン交換のこの方法は、もちろんキッチンの水道周りなど、他の場所でも応用できますよ。