赤ちゃん連れで出かけようと思うと、オムツにミルクに着替えにと、大量の荷物を抱えながらの移動で大変。その上、不定期にグズる赤ちゃんのお世話でママはランチもままならない、そのママを赤ちゃんに独占されたお兄ちゃんたちは不機嫌で、パパでは面倒が見切れない。
歳の差が近い兄弟だとなおさら勃発するこんなシチュエーションを、スムーズに解決してくれそうな穴場的なお出かけスポットが、茨城と千葉の県境にありました。
その場所は、「こもれび森のイバライド」。どんなところが赤ちゃん連れにとって便利なのかまとめてみたので、よかったらご参考くださいね。
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赤ちゃん連れが喜ぶ穴場なお出かけスポットのワケ
茨城県にある「こもれび森のイバライド」は、東京都内から車で約90分。
ここは、“遊ぶ・食べる・触る・創る”ことに特化したイベントが充実していて、レジャー費用が安く抑えられる牧場テーマパークなのに、なぜか来園者数がかなり少ないんです。
私たちが「こもれび森のイバライド」へ行ったのは6月。
梅雨どきとは言え、その日は晴天で、しかも日曜日でした。
それにもかかわらず、来園者がまばらなのです。
ですから、雑踏がなく空気は澄んでいて、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんが好き勝手に歩いても、誰かにぶつかる心配はほとんどなし。
どこまでも広がる自然の中で、赤ちゃんはのびのびと過ごすことができます。
混雑しているパークでは、大きなお兄ちゃんお姉ちゃんに押されて動物に近寄ることが大変でも、ここでは簡単に触ることもできるし、赤ちゃんはご満悦。
また、来園者が少ないからこそ、ありがたくも入園ゲートにかなり近い場所に駐車することが可能です。開園時間の10時に到着すれば、入園ゲートの目の前に駐車することができるのではないでしょうか?
そして何より、園内の至るところに赤ちゃん連れをサポートする施設が用意されているのが嬉しい。
授乳やおむつ替えも、混雑する施設だと順番待ちがストレスになりますが、赤ちゃん連れにスポットを当てている上に来園者が少ないとあって、赤ちゃんのお世話もスムーズに済ませることができます。
たとえば、赤ちゃん連れに特化したお世話コーナーには、こんなところがありました。
1.可愛い授乳専用ハウス
こちらは、入園ゲートのすぐ脇に用意されている、授乳専用のお家。
“我が家”のような雰囲気を醸し出していますね。
ドアを開けるときには、思わず「ただいま!」と言ってしまいそう。
その他には、「こもれび森のイバライド」の一番奥にある「村エリア」に、充実した授乳室が2か所用意されています。
2.広々としたキッズルーム
牧場テーマパークのように、もともとが小さな子供を対象にした場所に、わざわざキッズルームが用意されていたのが目を引きました。
でも、中を見ると家族サービスにちょっと疲れたパパが、まだまだ元気有り余っている赤ちゃんを寛ぎながら見ている姿が。
キッズルームのありがたさが伝わってきましたよ。
急な天候の崩れにも使えていいですね。
このキッズルームは「村エリア」にあって、前述で紹介した授乳室の1つが用意されています。
3. 全員集合するシルバニアファミリー
「こもれび森のイバライド」の「村エリア」には、歴代のシルバニアファミリーが大集合しているシルバニアファームあそびのお部屋があります。
入り口にある、こんなに大きなシルバニアファミリーは初めて見ましたよ。
中に入ると、いろんなドールに膨大な点数の家具や衣装、カラフルなお家などが所狭しと並んでいます。
小さな子供たちの間で楽しむママの姿も印象的でした。
この「シルバニアファームあそびのお部屋」も、充実した授乳室が用意されている1つです。
4.オムツが足りなくなっても安心
気づくとオムツが残り一枚だった!!という経験はないですか?
たっぷり持ってきたはずが、予想外に交換回数が増えて足りなくなったりすると、かなり焦ります。
しかも「こもれび森のイバライド」は茨城県の中でもかなり長閑なエリアにあって、周辺にはコンビニがない山の中。オムツを買い足したくても、かなり面倒な場所ではあります。
そんな緊急事態を助けてくれるコーナーが、「町エリア」にある茨城のお土産と雑貨の店シュエット。Mだけの1サイズですが、2枚入り100円でオムツを販売していました。
動物への近さが赤ちゃん目線
牧場と言うと、動物たちとの直接のふれあいも楽しみの1つ。
けれど、小さな子供や赤ちゃんにとっては、自分よりはるかに大きな動物が怖くて、なかなか近寄れないこともよくありますね。
でも、動物たちと仲良くしたい!ご飯をあげたい!
「こもれび森のイバライド」は、そんな葛藤と戦う赤ちゃん目線で、動物ふれあいコーナーが設けられていました。
1.ガッツリあげられる餌
「こもれび森のイバライド」の「牧場エリア」まで進んでいくと、大きな身体の動物から小動物までが集まった動物ふれあい広場があります。
ここでは、ザルに山盛りにした干し草や、長い棒に巻き付けた麩などが、100円から大きなバケツだと1,000円までで販売されていました。
これだと、動物との距離を少し取りながらも、動物の口元まで食べ物を運んであげられるし、大量にあげることもできますね。
ヨチヨチ歩きの赤ちゃんにも大人気のコーナーでした。「おかわり」を買いに行く赤ちゃんもチラホラ。
2.うさぎと仲良く園内散歩
同じエリアの動物ふれあい広場では、うさぎとお散歩ができるコーナーがありました。
大人から見ると小さなうさぎですが、赤ちゃんにとっては抱えるほど大きな存在。可愛いので勇気を出して触ろうと思っても、なかなか上手くいかない子もいます。
そんな近くて遠い存在のうさぎと、ふれあいコーナーの柵の外をお散歩できるようになっていました。
ハーネスをして連れ出してもらううさぎさんと、リードを持ってヨチヨチ歩いている赤ちゃんの姿は、ほんとに微笑ましいコンビです。
3.ベビーカーに乗ったまま観戦!
動物ふれあい広場の牧舎の中では、戸外で遊んだモルモットたちがレースをしながらハウスに帰るのを観ることができます。
途中にモルモットの大好きなおやつを置いてあるので、食いしん坊なモルモットほどビリに。
目の前でモゾモゾと寄り道をするモルモットを、ちびっ子みんなで応援します。
赤ちゃん連れも楽しいBBQ、そのワケは?
「こもれび森のイバライド」には、手ぶら参加が可能なバーベキューコーナー(デイキャンプ場)があります。
手ぶらで行けるバーベキューはとても便利!
赤ちゃん連れは、何かと荷物が多いものです。
そのバーベキューコーナーのすぐ横には芝生があるのですが、実はこの芝生が赤ちゃん連れにとってはとてもお役立ち。
写真の奥側がバーベキューコーナーで、手前が芝生エリアです。
この芝生にレジャーシートを敷いたり、中には簡易テントを置いてバーベキューを楽しむ家族が多くて、いい光景だなぁと見惚れてしまいました。家族サービスって感じですよね。
眠り込んだ赤ちゃんを寝かせておいたり、小さな子どもたちが集まってガヤガヤと遊んだりと、芝生エリアを思い思いに利用していましたよ。
ちなみに、写真の上部に見えるロープが張り巡らされたものは、「こもれび森のイバライド」の目玉アスレチックの1つ「こもれびアドベンチャー」。
身体に装着したハーネスを自分で付け直しながら進んでいく、子どもから大人まで幅広く楽しめるフィールドアスレチックなので、本格的なアスレチックに挑戦したい家族にとってもここの牧場はお出かけスポットになっています。
ただ、夏休みやゴールデンウィークなどの混雑している時期は、下の芝生エリアにレジャーシートを敷くのは避けた方がいいかもしれないですね。
赤ちゃんにも安心の衛生的なジャブジャブ池
「こもれび森のイバライド」のジャブジャブ池は、とても広々としています。
しかも、きちんと掃除が行き届いていて水が綺麗。
また、水深がとても浅いので、お座りがやっとできるようになった赤ちゃんでも、パパやママと一緒ならチャプチャプできます。
夏は、着替えとタオルとオムツを多めに用意して、ぜひ暑気払いに!
ただ、ジャブジャブ池の周辺は木陰になる場所が少ないので、日焼け予防対策はしっかりとしておくことをおすすめします。
注意事項
1.尋常ではない数のやぶ蚊エリアがある
牧場エリアや村エリアなどの、木に覆われていない場所は大丈夫だったのですが、木陰になると途端に蚊の数が激増します。
これから夏にかけてはさらに活発になるので、ぜひ虫除け対策はしっかりとして出かけてくださいね。
簡易テントも、蚊除け対策ができるネット付きのものがおすすめです。
2.なんでも食べる動物がやってくる
「こもれび森のイバライド」の牧場エリアは動物との距離が近すぎて、ママが目をそらした隙に赤ちゃんが動物に手を伸ばしたり、動物が赤ちゃんの洋服に興味を示したり・・・。
ガブリ!とされないように、よく見ていてあげてくださいね。
編集後記
赤ちゃんに連れ特化したお出かけスポットは、茨城に限らず東京近郊にもたくさんあるのですが、やっぱり小さな子も安心して遊ぶには混雑していないところがいいですね。
その中でも「こもれび森のイバライド」は、施設が充実していて、家族全員が思い思いのレジャーを楽しめる場所。自然の中でみんなで寛ぐには、かなりおすすめのお出かけスポットでした。